ジョゼ・モウリーニョを解任してオーレ・グンナー・スールシャールを暫定指揮官に据えたマンチェスター・ユナイテッドは、初陣となる22日のカーディフ・シティ戦で5-1の勝利を収めた。モウリーニョの下ではなかなか得点が入らずモヤモヤとする展開も目立ったが、スールシャール体制に変わったとたんに5得点のゴールラッシュだ。まだ1試合だが、劇的な変化と言えよう。
英『BT Sport』によると、クラブOBウェイン・ルーニーはモウリーニョとスールシャールでは志向するスタイルに違いがあると主張している。どちらが好みかは意見が分かれるところだろうが、リードした後にどう振る舞うかが2人の違いなのだ。
「モウリーニョとは違いがあると思う。彼は得点を奪うと、その結果を維持することを好む。だけど今のユナイテッドはより多くの得点を奪いに行く」
今回のゲームは格下のカーディフが相手だったため、これだけでスールシャールの手腕を見極めるのは難しい。モウリーニョ体制よりも攻撃的な姿勢を見せていたのは間違いないが、問題はトップ4を争うような強豪とどう戦うかだ。常に攻撃的な姿勢を貫くことだけが正しいスタイルとは限らない。
モウリーニョはそうした強敵とのゲームのコントロールを得意としてきた指揮官だが、スールシャールはビッグゲームでどう振る舞うのか。1月中旬にはトッテナムとのゲームが控えており、ここが1つの大きなテストとなりそうだ。