西脇工・足立監督、レース中に父他界 全国高校駅伝

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西脇工の足立幸永監督

 全国高校駅伝は23日、京都市の西京極陸上競技場発着のコースで行われ、男子(7区間42・195キロ)は倉敷(岡山)が大会歴代4位となる2時間2分9秒で2年ぶり2度目の栄冠。2位は世羅(広島)、3位は学法石川(福島)。西脇工(兵庫)は2時間6分36秒で13位だった。

 西脇工の足立監督は、レース中に父幸男さんが他界したことを知った。「テレビで大会を見ながら息を引き取ったそうだ。一番の応援者。最後まで見守ってくれていたのだろう」と感謝した。

 8度の全国優勝を誇る名門を引き継ぎ、2009年監督に就任。全国2位を経験した一方、県大会で涙をのんだ年もあった。「仕事熱心で器用、人がたくさん集まってくる。目標とする人」という父は、大腸がんで闘病しながら今年も県大会、近畿大会の会場で声援を送ってくれた。

 だが、今月20日に病院に運ばれ、楽しみにしていた都大路には来られず、腕時計を京都へ向かう足立監督の妻に託したという。

 チームは入賞を逃し、「1、2区は粘ったが、後半区間は流れに乗れなかった。近年高速レースになっており、自分自身も含め意識改革をしないといけない」と分析した指揮官。86歳で旅立った尊敬する父のためにも、指導者として挑戦を続ける。(金山成美)