獲得候補は3球団 マチャド争奪戦はなぜ盛り上がらないのか

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2012年のメジャーデビュー以降、メジャーを代表するスター選手の一人として活躍を続けてきたマニー・マチャドは、今オフのフリーエージェント市場におけるベスト・プレイヤーの一人と称されている。しかし、マチャド獲得に興味を示し、実際に本格的な交渉を行ったことが報じられているのはホワイトソックス、フィリーズ、ヤンキースの3球団だけ。マチャド争奪戦はなぜ盛り上がらないのだろうか。

現在26歳のマチャドは、今季オリオールズとドジャースで合計162試合に出場し、打率.297、37本塁打、107打点、14盗塁、OPS.905と自己ベスト級の好成績をマーク。まだ26歳であることや、遊撃と三塁を守れることを考えると、非常に魅力的なFA物件であることは間違いない。では、ホワイトソックス、フィリーズ、ヤンキース以外の球団は、なぜマチャド争奪戦に加わろうとしないのだろう。

その理由の一つとして、マチャドがドジャースの一員として戦った今年のポストシーズンで、数々の「ダーティ」なプレイを見せてしまったことが挙げられる。MLBネットワークのケン・ローゼンタールなどは、こうしたマチャドの振る舞いを批判し、この点を多くの球団がマチャドとの契約を敬遠する理由に挙げている。

一方、MLBネットワークのアナリストであるC.J.ニトコウスキーは、予想される契約規模が大きすぎることが獲得可能な球団を制限してしまっていると主張する。「マチャドが得るであろう契約のレベルを考えると、複数の球団が獲得に乗り出すのは難しいだろう」とニトコウスキー。確かに、10年総額3億ドル以上とも言われる大型契約をオファーできるのは、ごく一部の球団に限られるだろう。

また、マチャドが今季途中から所属していたドジャースは、三塁に不動のレギュラーであるジャスティン・ターナーがおり、遊撃にはトミー・ジョン手術による長期離脱からコリー・シーガーが戻ってくる。大型契約をオファーする余裕のある球団のチーム事情にマチャドがフィットしないことも、マチャド争奪戦が盛り上がらない一因になっていると言えそうだ。