新町再開発2プロジェクト/百貨店・中三青森店建て替えと商社・角弘本社の一帯、複合施設建設へ

©株式会社東奥日報社

再開発事業が検討されている中三青森店=青森市新町1丁目
再開発事業が検討されている角弘本社の一帯=同新町2丁目

 青森市新町で、民間事業者が二つの再開発事業を検討していることが25日、複数の関係者への取材で分かった。一つは百貨店・中三青森店の建て替えを核とした一帯(新町1丁目地区)の再開発で、もう一つは新町2丁目の建設資材の総合商社・角弘本社の一帯(中新町山手地区)での計画だ。中三一帯は2022年、角弘一帯は23年に複合施設の完成を目指す。二つの再開発が実現すれば、市中心部の姿が大きく変わる可能性がある。

 各事業者が今後、国の補助金などの活用を視野に具体化を進めるとみられ、近く関係者が計画概要を発表する方向だ。

 関係者によると、中三は再開発に伴って新会社を設立する予定だ。再開発の面積は約0.7ヘクタール。新設するビルは低層階に商業施設、上層階には集合住宅が入る複合施設とする方向で検討をしている。隣接する立体駐車場も一体的に建て替える方針という。

 一方、中新町山手地区には、再開発組合を設立して2棟の再開発ビルを建設する計画だ。再開発の面積は約0.5ヘクタール。2棟とも低層階は店舗などとなり、上層階については1棟にホテル、もう1棟に集合住宅が入る方向で検討が進んでいる。併せて駐車場も整備する方針だ。

 市は今年3月、街の将来像を示す「立地適正化計画」を策定した。青森駅、新青森駅、青森操車場跡地、浪岡駅の各周辺と造道周辺、浜田周辺の計6地区を拠点とし、公共交通と連携させる「コンパクト・プラス・ネットワーク」という考え方を示した。

 6拠点のうち青森駅周辺では今年1月、再開発ビル「アウガ」に市役所駅前庁舎がオープン。青森駅は、県、市、JR東日本が連携し、駅舎の建て替えと東西を結ぶ自由通路の整備が10月に着工しており、20年度末の利用開始を目指している。今後はこれに、新たな二つの再開発事業が加わることになる。