『ジャガーF-PACE』2019年モデル上陸。550PSの高性能版”SVR”も追加

 新世代ジャガーを象徴付ける同ブランド初のSUVモデル、『ジャガーF-PACE』が2019年モデルに更新され日本上陸。スマートフォンと連動するコネクティビティ機能やレーン・キープ・アシスト(LKA)を全グレードに標準装備したほか、スペシャル・ビークル・オペレーションズ(SVO)が手がけた最速モデル“SVR”が追加設定され、12月19日から受注開始となっている。

 サルーンの中核モデルである『XF』などとプラットフォームを共有し、その名に恥じないスポーティなダイナミクス性能でSUVの新境地を切り開いた『ジャガーF-PACE』が大きくバージョンアップ。

 このMY19モデルでは全グレードにスマートフォンと連動するコネクティビティ機能「リモートプレミアム」「InControlアプリ」「プロテクト」「Wi-Fiホットスポット」を標準化するとともに、レーン・キープ・アシスト(LKA)も標準装備として利便性と安全性が高められた。

 また、従来はオプション設定となっていたスエード・クロスヘッドライニングを全グレードに標準装備とするなど、インテリアのアップグレードも実施。ガソリンモデルの燃料タンクは83リットルに大型化されるなど細部まで改良が加えられた。

 そして、ジャガーの高性能モデルを手掛ける“スペシャル・ビークル・オペレーションズ(SVO)”が設計・開発を手がけた、F-PACE史上最も速く、そして最もパワフルなハイパフォーマンス・グレード、SVRも登場する。

 最高出力550PS、最大トルク680Nmを発揮する5リッターV型8気筒スーパーチャージド・ガソリンを搭載し、最高速度283km/h、0-100km/h 加速は4.3秒を誇るハイパフォーマンスSUVとなり、メルセデス、ポルシェ、アルファロメオなど並み居る強豪に勝るとも劣らないトップ・オブ・パフォーマンスF-PACEに仕上げられている。

トルクベクタリング・バイ・ブレーキング(TVbB)、インテリジェント・ドライブライン・ダイナミクス(IDD)、アダプティブ・サーフェス・レスポンス(ASR)など、先進の駆動機構を全車標準装備
“SVR”のリヤは、揚力と抗力を低減させるフリップ・スポイラー、サイドベント、サイドストレーキ、クアッドパイプなどが目を引く

 トラクションとダイナミクスを最適化するリヤ・エレクトロニック・アクティブ・ディファレンシャル(EAD)をF-PACEとして初搭載し、クイックシフト・トランスミッション、電動パワーアシスト・ステアリング(EPAS)、インテリジェント・ドライブライン・ダイナミクス(IDD)、アダプティブ・ダイナミクス、トルク・ベクタリング、ダイナミック・スタビリティ・コントロール、AWDシステムなどの駆動系をSVR専用に最適化。

 また専用チューニングを施したシャシーに改良型ダンパーを採用し、フロントとリヤのスプリングレートはそれぞれ30%と10%向上。アンチロールバーを組み込みロールを5%低減した上、改良型ブレーキにはフロント395mm、リヤ396mmの2ピース構造ブレーキディスクを採用し、軽量化とSVRの敏捷性のあるハンドリングを実現している。

 そのパフォーマンスを視覚的に訴えるエクステリアでも、ひと回り大きいエアインテークをもつフロントバンパー、エンジンルームの冷却を高めるボンネットベント、高速走行安定性を向上させるフェンダーベント、揚力と抗力を低減させるリア・フリップ・スポイラー、テールランプ下に配置したリア・サイドベント、気流を整えエアロダイナミクスを高めるリヤ・サイドストレーキ、クアッドパイプなど、エアロダイナミクスや冷却性能、高速走行安定性に寄与する専用パーツを多数装備し、足元にはダイヤモンドターンドフィニッシュの21インチ5スプリットスポーク“スタイル5080”ホイールを装着している。

 このSVR追加により、『ジャガーF-PACE』全体では14グレードのラインアップが構築され、ガソリンでは2リッター直列4気筒直噴ターボが2機種、3リッターV6スーパーチャージドに5リッターV8スーパーチャージドも加わり、2リッター直列4気筒ディーゼルと合わせて5種類のパワートレインが用意され、価格は656万~1272万円となっている。

エンジンはガソリン4機種、ディーゼル1機種の計5バリエーションを展開する
スマートフォンと連動するコネクティビティ機能やレーン・キープ・アシスト(LKA)を全グレードに標準装備した

Jaguarウェブサイト:http://www.jaguar.co.jp
ジャガーコール(フリーダイヤル):0120-050-689

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