玉木宏、見当たり捜査員役で主演

連続ドラマ「盗まれた顔」

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「2時間で伝えきれないものがちゃんとぎゅっと詰まった、長編映画のような作品」と語る玉木宏=東京都内

 羽田圭介原作の連続ドラマ「盗まれた顔~ミアタリ捜査班~」(全5回)がWOWOWで来年1月5日から放送される。指名手配犯の顔を覚えて街頭で捜し出す「見当たり捜査員」を題材にした珍しい刑事ドラマ。主人公の捜査員、白戸を演じる玉木宏は「刑事ドラマではあるが、一人の人間の葛藤を描いた密度の高い作品」と語る。

 3千人の指名手配犯を記憶する白戸は、死んだはずの先輩刑事の顔を見つけ、調べるうちに自分が追われ命を狙われる立場になってしまう。

 この作品で見当たり捜査員を初めて知ったという玉木。「仕事が終わって外食をしていても人の顔を見てしまうだろうし、心が休まらない。大変な仕事」。白戸も「顔の海に溺れそうになる」と苦しみ、同居する恋人の顔にも裏があるのではと疑う。玉木は「孤独を感じ、自分が自分でいられなくなっている」と揺れ動く白戸の心中を表す。

 映画「百円の恋」で知られる武正晴監督がメガホンを取った。武監督は平成が終わろうとし、東京五輪を前にした“今の日本、東京”を撮りたいと、再開発が進む新宿や、外国人観光客であふれる上野、浅草などでロケを行ったという。食堂のシーンでは周りのエキストラも含めて実際に食べたりしゃべったりとリアルさを求め「彼らが実在しているような、ドキュメンタリーのような質感になっていると思う」と玉木は話す。

 撮影は記録的な猛暑だったこの夏に行われた。「見当たり捜査なので、ほぼ外で、朝6時から汗びっしょり。みんなで暑い夏を乗り切った」