【MLB】「イブはショータイム」米TV局が大谷三昧の夜を演出 エ軍厳選7試合を再放送

エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

初のマルチ本塁打試合など、大谷“主役”は4試合

 2018年ア・リーグ新人王に輝いたエンゼルスの大谷翔平投手。今季は二刀流センセーションを全米で巻き起こしたが、地元アナハイムではシーズンオフのクリスマスイブも「大谷祭り」で盛り上げた。

 エンゼルス公式戦を中継している地元テレビ局「FOXスポーツ・ウエスト」は、公式ツイッターで「あなたのクリスマスイブをショータイムから始めよう」と呼びかけた。「ショータイム」とは、もちろんアメリカで知られる大谷の愛称だ。同局では現地24日午前9時からエンゼルスの今季公式戦で最も記憶に残る7試合を再放送したが、それはほとんど大谷のハイライトだったという。

「ショウヘイ・オオタニが盛りだくさんだって言ったっけ!? それこそ祝福すべき理由だ」と、イブこそ“大谷三昧”で盛り上がろうと呼びかけた。

 放送された7試合のうち、大谷がメインとなっているのは4試合ある。まず、1試合目は4月4日本拠地エンゼルスタジアムでのデビュー2試合目となったインディアンス戦だ。選考理由は「オオタニのホームラン」だという。この試合で大谷は、サイ・ヤング賞右腕コーリー・クルーバー投手から衝撃の2点弾を放ち、2試合連続アーチとした。

 第2戦は、本拠地初先発となった4月8日のアスレチックス戦だ。投手・大谷は7回までノーヒッターという快刀乱麻のピッチングを披露し、強烈なインパクトを残した。

 第3戦でアルバート・プホルス内野手が3000本安打を達成した5月4日のマリナーズ戦、第4戦にはアンドリュー・ヒーニー投手が自身の誕生日に1安打完封勝利を挙げた6月5日のロイヤルズ戦をはさみ、第5戦にはまたしても大谷主役の試合が登場する。

 取り上げられたのは8月3日のインディアンス戦で、選考理由は「オオタニの初マルチ弾試合。キャリアハイの打点と安打数」と紹介されている。敵地プログレッシブフィールドで2本塁打を含む5打数4安打3打点と爆発。チームの勝利に大きく貢献した。

 6試合目の9月5日レンジャーズ戦も主役は大谷だった。選考理由は「トミー・ジョン手術推薦を発表された後に、オオタニは4安打2本塁打を放った」。右肘靭帯を新たに損傷したという悲報を吹き飛ばす圧巻の打撃ショーは必見だという。

 最後の7試合目は、今季最終戦となった9月30日のアスレチックス戦。名将マイク・ソーシア監督が退任前最後の指揮を執った公式戦が選出された。

 今季エンゼルスのシーズンハイライトとしてイブに紹介された7試合中4試合で“主演”を務めた大谷。現地のエンゼルスファンは聖夜に二刀流の躍動を再び堪能できたのかもしれない。(Full-Count編集部)

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