「世界ふしぎ発見!」放送1500回! 黒柳徹子「100歳まで続けるつもり」

TBS系「世界ふしぎ発見!」(土曜午後9:00)が2019年1月19日放送回で1500回を迎える。1986年4月のスタート時から司会を務める草野仁は「とてつもなく長い時間ですが、不思議なもので振り返ってみると大変短く感じます。日本人は歴史好きですが、当時はどこか頭に詰め込むような番組ばかりで、“歴史と楽しく遊ぶ”というユニークで新しい発想の番組だったのが、ここまで長く続く土台になっていると思います」と33年間続く長寿番組を振り返った。

同番組は、司会の草野、レギュラー解答者の黒柳徹子、野々村真らが世界の不思議をクイズとトークで解き明かすバラエティー。1月12、19、26日の3週連続で「1500回シリーズ」が放送され、12日放送回はミステリーハンター初挑戦の小島瑠璃子が“秦の始皇帝の実像”に迫る。19日放送回は旧約聖書につづられた“ノアの箱舟伝説”にスポットを当て、26日放送回はミステリーハンター初挑戦の千葉雄大が“古代エジプト”の謎をリポートする。

初回から解答者として出演する黒柳は「当時は頭が悪いと思われると他の番組に支障をきたすので、『クイズはやれません』とお断りしたのですが、『クイズではなく、歴史を考える番組です』と言われ、それならできるかもしれないと思った」と当初は出演に難色を示していたことを告白。「小学生の時は戦争中だったので、全然勉強していなかった。歴史と地理を勉強するまで死ねないとも思っていたので、仕事をしながら勉強させていただけるのは本当にありがたかった。毎週、事前にテーマだけ教えてもらって図書館に行って本を読んで勉強しています」と85歳になった現在も真剣に番組に向き合っていることを明かし、「毎週番組では見たことのない風景を見られ、今でも好奇心いっぱいです。100歳まで続けていくつもり」とアピール。

同じく初回から出演し、とんちんかんな解答を連発する“劣等生”として知られる野々村も「1回目のVTRを見たら、僕が『歴史は得意だ』と言っていて驚きました」と苦笑いを浮かべつつ、「1回もボケようなんて考えたことはないんです。毎回、ミステリーハンターの方が大変な思いをして作ってくれた問題に、一生懸命に答えることが自分の役目だと思っています。20年目には初めてパーフェクトをとりましたが、これからも同じ気持ちで答えていきたい。視聴者の方々の中には、僕と同じような解答をしてしまう“野々村真”が少しはいらっしゃると思います。自分を信じて解答をして、その人たちに勇気を与えたい」と訴えていた。

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