SixTONES の音色は終わらない! YouTubeイベントに登場

YouTubeで高い人気を誇るクリエーターやアーティストが東京・幕張メッセに集結し、その様子が2日間にわたって動画配信された「YouTube FanFest Music」。1日目の12月11日に登場したのは、コブクロ、水曜日のカンパネラ、スカイピース、SixTONES、TWICE、Fischer’s-フィッシャーズ-の6組。この、そうそうたるアーティストたちが名前を連ねるなかで、トリを飾ったのがSixTONESの6人だった。

司会者の「お待たせいたしました!」という声とともに巨大スクリーンに彼らの紹介VTRが映し出されると、会場からはこの日一番と言えるほどの大歓声が。また、メンバーが暗転状態のステージ上に曲の準備のために入ってくると、さらに黄色い歓声が沸く。

その後の時間は、もう“圧巻”の一言だった。うつむいていた6人が、ライトが当たるか当たらないかの瞬間に一斉に顔を上げ、その気迫に満ちた表情で一気に会場の空気を完全に自分たちのものに作り変える。そして、まず披露されたのが、もはや彼らの代表曲とも言える「JAPONICA STYLE」だ。パフォーマンスは滝沢秀明がプロデュースしたミュージックビデオ時の衣装と振り付けバージョン。髙地優吾が京本大我を高く持ち上げる場面や、6人が重なって千手観音の振りをするなど、扇子バージョンでの華やかさとはまた違う、若干“尖った”華が会場の空気感とマッチしていた。

曲後の自己紹介では口を開く順にボケを大きくしていき、田中樹から軽快にツッコまれるSixTONESならではのバラエティー力で人々を和ませ、かと思えば「自分たちで2曲チョイスしてきたので」と言って始めた「IN THE STORM」と「Amazing!!!!!!」では、6人の尖りがさらにオス感を増して放出されて観客を圧倒する。

「騒げよ~っ!」と人々をあおり、曲中にシャウトも織り交ぜ大きな体をさらに誰よりもダイナミックに魅せて、グループと会場のボルテージを急上昇させたジェシー。よく通る安定の歌声はもちろん、衣装の特性をうまく活用し優美ながらもアクティブな踊りを披露した京本。MCでのメンバーへの優しいツッコミや穏やかな進行とは裏腹に、パフォーマンスでは誰よりも牙をむいて男性的な魅力を全開にしていた田中。崩れない端正な顔を生かした完璧なキメ顔で女性陣を沸かせ、「Amazing!!!!!!」でのジャンプでは花道の端から端までを豪快かつ軽やかに飛んで人々の度肝を抜いた松村北斗。誰よりも会場の人々の目を見て親しみを持たせ、常に笑みも忘れないアイドル力抜群の髙地。大舞台に立てている喜びが体全体からあふれ出ているかのような、人の目を引きつけるキレと華麗さを伴ったダンスとアクロバットで魅了していた森本慎太郎。自分たちのファンだけではない大舞台での、わずか3曲のパフォーマンス。ここで絶対に自分たちの存在に気付かせてみせる――。そうした6人の強い思いがヒシヒシと伝わってくるような時間だった。

生配信終了後は、ジェシーの「はい拳上げて~」という合図で、お決まりの「ズドン!」というキャッチフレーズを全員で。メンバーが深々&長く頭を下げながらステージを去った後の会場は、まだまだ言いようのないほどの興奮状態に包まれていた。

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