つくば夫婦殺害1年 犯行、12時間に絞り込み 2階腰高窓から逃走か

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捜査本部は2階の腰高窓から犯人が逃走したとみている=25日、つくば市東平塚

つくば市東平塚の自宅で建築業、小林孝一さん(77)と妻の揚子さん(67)が殺害されているのが見つかった事件から来年1月1日で1年を迎えるのを前に、つくば中央署の捜査本部は25日、記者会見を開き、夫婦の足取りなど新たに分かった事実を明らかにした上で情報提供を求めた。

捜査本部によると、揚子さんは娘と昨年12月30日午後6時ごろに携帯電話で話し、同7時半ごろ、孝一さんと2人で近所のスーパーから帰宅。翌31日午前7時ごろ、揚子さんの友人が小林さん方を訪れたが、応答がなかったという。捜査本部はこの12時間の間に2人が殺害されたとみている。

また、2階和室のベランダの手すり付近に血痕が付着していたことなどから、捜査本部は犯人が逃げる際、2階の腰高窓から出て行ったとみている。

捜査本部はこれまで延べ7914人の捜査員を投入。24日現在、24件の情報が寄せられたが、有力な手掛かりはない。

同署の谷津成久署長は「現場の状況を確認できる住人が誰もいないことが捜査を長引かせている一因」と話した。

事件は1月1日午後4時40分ごろ、正月のあいさつに訪れた親族が夫婦の遺体を発見。孝一さんは2階の寝室でうつぶせに、揚子さんは2階廊下であおむけに倒れていた。死因はいずれも失血死。

事件に関する情報提供はフリーダイヤル(0120)144559。
(吉原宗康)