今季限りでユニフォームを脱いだ5人のスター選手たち

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MLB公式サイトでは、今季限りでユニフォームを脱いだ5人のスター選手を紹介。彼らは合計で28度のオールスター・ゲーム選出、17度のシルバースラッガー賞受賞という華々しい実績を誇り、データサイトBaseball-Referenceが算出するWARでも合計300近い数字を叩き出している。その5人とは、エイドリアン・ベルトレイ、ビクトル・マルティネス、ジョー・マウアー、チェイス・アトリー、デービッド・ライトという顔ぶれだ。なお、イチローは来年3月の日本開幕戦に向けてマリナーズと選手として再契約を結ぶ可能性が高いことが報じられており、今回の特集には含まれていない。

ベルトレイは通算2933試合に出場して打率.286、477本塁打、1707打点、121盗塁、OPS.819をマーク。通算3166安打はアメリカ国外出身選手としては歴代最多の数字であり、オールスター・ゲーム選出4度、シルバースラッガー賞受賞4度、ゴールドグラブ賞受賞5度と見事な実績を残している。ドジャース時代の2004年には自己最多の48本塁打を放って本塁打王のタイトルを獲得。攻守両面で実績は申し分なく、将来のアメリカ野球殿堂入りが有力視されている。

マルティネスは通算1973試合に出場して打率.295、246本塁打、1178打点、7盗塁、OPS.815をマークした強打のスイッチヒッター。捕手としてメジャーデビューしたあと、指名打者に専念するようになったが、タイガース時代の2014年に打率.335、32本塁打、103打点、OPS.974をマークしたように、その打撃力はホンモノだった。

マウアーは通算1858試合に出場して打率.306、143本塁打、923打点、52盗塁、OPS.827をマークした好打の捕手。イチローのライバルとして捕手ながら首位打者を3度も獲得し、打率.365、28本塁打、96打点、OPS1.031をマークした2009年にはMVPに輝いた。キャリア後半は脳震盪の影響により一塁へコンバートされたが、球団史に残る名選手であることは間違いなく、背番号「7」は永久欠番となることが決まっている。

アトリーは通算1937試合に出場して打率.275、259本塁打、1025打点、154盗塁、OPS.823をマークした強打の二塁手。2005年から4年連続で20本塁打&100打点をクリアするなどフィリーズの黄金期を支え、「2000年代最高の二塁手」と称された。晩年はドジャースへ移籍し、精神的支柱として常勝チームを支えた。

ライトは通算1585試合に出場して打率.296、242本塁打、970打点、196盗塁、OPS.867をマークした好打の三塁手。2015年以降は相次ぐ故障によりほとんどプレイできなかったが、2005年から4年連続で打率3割&25本塁打&100打点をクリアするなど全盛期のパフォーマンスは見事だった。メッツのチームリーダーとしても存在感を発揮し、「キャプテン・アメリカ」の愛称で親しまれた。

こうした名選手がグラウンドに別れを告げた一方、今季は大谷翔平(エンゼルス)、ロナルド・アクーニャJr.(ブレーブス)、フアン・ソト(ナショナルズ)といった新たなスター候補生の活躍もあった。名選手たちが支えてきた球界を、今後は新時代のスター選手たちが盛り上げてくれるはずだ。