今季はフレン・ロペテギがシーズン途中で解任されるなど、苦しいシーズンを過ごしているのは間違いない。しかし、今のレアル・マドリードは2度目の黄金期を迎えている。そう主張したのはスペイン『MARCA』だ。
レアルは鹿島アントラーズも出場していたクラブワールドカップを制覇したが、これで2009年からの8年間で獲得したタイトルの数は17となった。なぜ2009年から計算しているのかというと、FWクリスティアーノ・ロナウドが加入した年だからだ。同メディアはロナウド加入の時が黄金期への第一歩だったと捉えている。
レアルはロナウド加入からチャンピオンズリーグを4度、クラブワールドカップを4度、リーガ・エスパニョーラ制覇を2度など、輝かしい成績を収めている。そしてこの獲得タイトル数17という数字は、アルフレッド・ディ・ステファノ氏らが築いた黄金期の頃と同じなのだ。
同メディアは最初の黄金期を1953年から1964年までの11年間と設定している。これは1953年にディ・ステファノ氏がクラブに加入したからで、そこからレアルを去るまでの11年間で17のタイトルをクラブにもたらした。現在のチャンピオンズリーグを5度、国内リーグに至っては8度も制覇している。
レアルは今夏にロナウドがユヴェントスへ向かったため、2度目の黄金期はもう終わろうとしているのかもしれない。タイトルの数を見ると、ロナウドの存在の大きさが改めて分かってくる。もちろんロナウド不在の今季もチャンピオンズリーグを制覇してしまう可能性はある。レアルは第2の黄金期をいつまで続けるだろうか。