道路にロープ、バイク転倒 相模原南署が殺人未遂で捜査

 26日午前3時35分ごろ、相模原市南区相模台1丁目の市道で、オートバイで通勤中の同区内に住むアルバイトの男性(45)が、道路を横切るように張られたロープに引っ掛かり転倒した。男性は腰を打つなどの軽傷。神奈川県警相模原南署によると、近くの防犯カメラに道路にロープを渡す男の姿が写っており、署は殺人未遂事件として捜査している。

 署によると、ロープは幅員約4・6メートルの道路の両端に立つ電柱と看板に結び付けられ、地上から50~105センチの高さに張られていた。このロープは現場近くの店舗が敷地内への立ち入りを防ぐために使っていたものという。

 防犯カメラの映像に残っていた男はカーキ色の帽子をかぶり、茶色のジャンパーに白っぽいズボン、黒いスニーカー姿。電柱とロープでつながっていた道路脇の看板を道路を越えて移動させ、歩いて立ち去っていた。

 現場は小田急相模原駅から西に約1キロの住宅街。

男性がロープに引っ掛かり転倒した現場。電柱に結んであるのは張られていたロープ=26日午後、相模原市南区

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