IWC脱退「卑劣」「わざと年末に発表」

©株式会社全国新聞ネット

太田清

共同通信大阪支社統括整理部長

太田清

共同通信大阪支社統括整理部長

共同通信社入社後、広島支局、大阪社会部、外信部、経済部、ベオグラード支局、モスクワ支局、ローマ支局、47NEWS編集長などを経て2019年10月より現職。イトマン事件、阪神大震災、コソボ紛争、ユーゴ空爆、モスクワ劇場占拠、アフガン紛争、ギリシャ財政危機、東日本大震災などを取材。

太田清の記事一覧を見る
2010年2月、南極海で「シー・シェパード」の抗議船(右)に衝突される日本の調査捕鯨船団の第3勇新丸(日本鯨類研究所提供)

 日本政府が26日、クジラの資源管理を担う国際捕鯨委員会(IWC)を脱退し、来年7月から約30年ぶりに商業捕鯨を再開すると表明したことを受け、環境保護団体グリーンピース・ニュージーランドはBBC放送を引用する形で「日本政府が年末に発表したのは、できるだけこのニュースが注目されないようにするためだ」と、発表のタイミングについて批判、「そんなことはさせない」とツイートした。 

 一方、グリーンピース・インターナショナルも「グリーンピースは日本政府の『SNEAKY(卑劣な)』IWC脱退を非難する」とする声明を発表した。 太平洋戦争中には米国はしばしば、日本の真珠湾攻撃を「SNEAK ATTACK(だまし討ち)」とさげすんで呼んでいた。

 BBC放送によると、反捕鯨国の急先鋒であるオーストラリアは外相と環境相の共同声明を発表し、「オーストラリアは断固としていかなる形の商業捕鯨、調査捕鯨について反対し続ける」と、日本政府に決定の撤回を迫った。 (共同通信=太田清)