バルセロナのリオネル・メッシやマンチェスター・シティのケビン・デ・ブライネ、レアル・マドリードのトニ・クロースなど、正確無比のパスでいくつものチャンスを演出するスーパースターたち。しかし、2018年に最もチャンスクリエイト数(キーパス数)が多かったのは、いずれの選手でもなかった。
データサイト『opta』によると、2018年に欧州5大リーグで最も多くのチャンスクリエイト数を記録したのは、日本代表DF酒井宏樹の同僚で、マルセイユの主将を務めるフランス代表MFディミトリ・パイェだった。1年間でリーグ・アン34試合に出場した同選手だが、計129回(1試合あたり約3.8回)もの決定機を演出したとのこと。2番目以下の選手たちよりも、少なくとも32本も多い数字だという。
EURO2016でフランス代表の準優勝に貢献し、同大会のベストイレブンにも選ばれ、ブレイクを果たしたパイェ。FKの名手とも言われ、精度の高いキックが売りの同選手だが、その能力は今でも健在だ。来年3月に32歳の誕生日を迎えるが、さらなる活躍に注目が集まる。