大村ボート売上額230億円 ナイター開始3ヵ月 1日平均は約2.5倍

 大村市競艇企業局は26日、9月23日のナイターレース開始から3カ月間の売り上げ状況について公表。ナイター開始前の4~8月(82日間)の売上額が149億3千円だったのに対し、ナイター開催後は49日間で230億3千万円に上ることを明らかにした。

 同局によると、ナイターレースの導入でファンが仕事後に舟券を購入できるようになったことが主な要因。電話・インターネット投票の売り上げは2・5倍の2億9300万円、場外発売は3・9倍の1億4900万円となり、それぞれ順調に推移しているという。

 1日平均売上額はナイター開始前の1億8200万円に対し、開始後は約2・5倍の4億7千万円。来年3月末までにGⅠ、GⅡのグレードレースが予定されていることから、本年度の総売上額は当初見込みの600億円を上回る見通し。

 1日平均来場者数は1562人から1987人に増えたが、ナイター開催のボート場は入場者数が減少する傾向にあるという。小川完二局長は「他場の良いところを参考にしながら来場者の確保と収益向上に努め、市の財政に貢献したい」と話した。

夜のレースを楽しめる「発祥地ナイター」=9月23日、大村ボートレース場

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