葉山署は26日、振り込め詐欺の被害を防いだとして、横浜銀行葉山支店窓口担当の山田尚美さん(48)に感謝状を贈った。
署によると、11月16日正午すぎ、町内の80代の女性宅に次男を装う男から、現金100万円を要求する電話があった。
現金を引き出すために同支店を訪れた女性に、山田さんが理由を尋ねると、女性は「息子から、お金が必要で明日取りに来ると言われた」と答えた。山田さんは詐欺を疑い、署に通報した。
鈴木達也署長から感謝状を受け取った山田さんは「被害に遭わず、良かった。今回の事例を住民に知ってもらい、被害防止につなげてもらえたら」と話した。
署管内では、振り込め詐欺が11月末までに4件起き、被害総額は約1100万円に上る。鈴木署長は「年末にかけて、被害が増える傾向にある」と述べ、注意を呼び掛けている。