*写真:早田ひな(日本生命レッドエルフ) ©T.LEAGUE
<Tプレミアリーグ2018/19シーズン 12月26日(水) 北九州メディアドーム>
12月26日、北九州メディアドームで日本生命レッドエルフと日本ペイントマレッツの試合が行われ、3-1で日本生命レッドエルフが快勝した。
日本生命レッドエルフ vs 日本ペイントマレッツ 各マッチの解説
1番:常晨晨/蒋慧 2-0 李皓晴/松平志穂
第1マッチのダブルスは、日本生命レッドエルフからは常晨晨&蒋慧ペアが、日本ペイントマレッツからは李皓晴&松平志穂ペアがそれぞれ出場した。日本ペイントマレッツはダブルスで松平志穂の起用を繰り返している。事実、松平は非常にダブルス向きの選手と言えるかもしれない。彼女のサービスはなかなかの見どころで、特にラリー時のコース取りに秀でている。一方の常&蒋のペアだが、やっぱり強い! 表情を変えずに攻め込む世界レベルのペアは、第1ゲーム(11-9)、第2ゲーム(11-5)と立て続けに奪取し、白星をゲットした。
2番:前田美優 2-3 馮天薇
日本生命レッドエルフから前田美優が、日本ペイントマレッツから馮天薇が登場した第2マッチは、前田が大健闘。第1ゲームと第3ゲームを奪取して、世界ランキング10位の馮相手に互角の勝負を展開した。対する馮は第4マッチの終盤からトップギアを入れ、前田へ傾いていた主導権を奪還! さらに、第5ゲームでは怒涛の攻めを見せ、あっという間に勝負を決めてみせた。最後の最後で馮が格の違いを見せつけた感がある。さすが、ロンドン五輪銅メダリストだ。
3番:常晨晨 3-0 打浪優
日本生命レッドエルフから常晨晨が、日本ペイントマレッツからは打浪優が登場した第3マッチは、完全なる常ペースで試合が進んだ。打浪もなんとか対応しようとするのだが、いかんせん常が凄すぎる。11-5、11-5、11-3と、ワンサイドと言っていい内容で常が白星を奪取した。これは、両者の経験値の違いが如実に出た一戦だろう。
4番:早田ひな 3-0 李皓晴
第4マッチは、日本生命レッドエルフから早田ひなが、日本ペイントマレッツからは李皓晴が登場。この試合は完全に早田ペースで試合が進み、終始、李を翻弄した。李も世界ランキング27位のトップ選手だが、この日は早田が圧巻すぎた。特に、強烈なフォアハンドが目を見張り、結果、11-6、11-2、11-7と立て続けに奪取。早田のワンサイドゲームに終わった。これで早田はリーグトップとなる9勝目(無敗)を挙げ、連勝街道をバク進中だ。
圧巻、早田ひなのフォアハンド!
この日は、常と早田がまるで別次元にいたかのような印象。2人を擁する日本生命レッドエルフは、現在、リーグ2位である。
12/26 日本生命レッドエルフ 3-1 日本ペイントマレッツ
◯常晨晨/蒋慧 2-0 李皓晴/松平志穂
11-9/11-5
前田美優 2-3 ◯馮天薇
12-10/4-11/11-7/7-11/8-11
◯常晨晨 3-0 打浪優
11-5/11-3/11-3
◯早田ひな 3-0 李皓晴
11-6/11-2/11-7
文:寺西ジャジューカ