ジャイアンツ・バムガーナー放出の可能性は? 番記者が回答

数ヶ月前からジャイアンツがエース左腕のマディソン・バムガーナー投手を放出する可能性が取り沙汰されてきた。ジャイアンツはチームの変革期を迎えており、契約期間が残り1年となっているバムガーナーはチーム状況にフィットしないからだ。そのため、MLB公式サイトでジャイアンツの番記者を務めるマリア・グアルダードのもとには「バムガーナーはトレードされるのか?」といった質問がファンから寄せられている。しかし、グアルダードはバムガーナーが今オフ中にトレードされる可能性は低いと考えているようだ。

グアルダードは「ジャイアンツがバムガーナーを(今オフ中に)トレードする可能性は数ヶ月前に比べて低くなっていると思う」と回答。MLB公式サイトの同僚であるマーク・フェインサンドのツイートを引用し、今オフ中にバムガーナーを放出する可能性は低いものの、来年7月のノン・ウエーバー・トレード・デッドラインでバムガーナーの放出に踏み切る可能性があることを伝えている。

現在29歳のバムガーナーは通算110勝の実績を誇り、来季の年俸は1200万ドル。今季は21試合に先発して129回2/3を投げ、6勝7敗、防御率3.26、109奪三振をマークしたが、奪三振率の低下&与四球率の悪化など、随所に「劣化」の傾向を見せた。ただし、4勝に終わった昨季、6勝に終わった今季とも、バムガーナーは故障に悩まされており、コンディションさえ万全ならば、6年連続13勝以上をマークした全盛期のようなパフォーマンスを取り戻せる可能性はある。ジャイアンツとしても、バムガーナーの価値が下がっている現在より、バムガーナーが実力健在を証明したあとの来季途中にトレードしたいところだろう。

ブルース・ボウチー監督はウィンター・ミーティングの際に「彼はまだ若い。彼は強くてスマートだし、アジャストする能力を持っている。彼が復活を遂げたとしても私は驚かないよ」とバムガーナーへの信頼を表明。エース左腕の復活に期待を寄せていた。

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