<全国高校バスケ女子>昭和学院(千葉)、桜花学園(愛知)から金星 

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全国高校バスケットボール選手権女子準々決勝で桜花学園(愛知)を破り喜ぶ昭和学院の選手たち=26日、東京都調布市の武蔵野の森総合スポーツプラザ

 バスケットボールの全国高校選手権第4日は26日、武蔵野の森総合スポーツプラザで行われた。千葉県女子の昭和学院は今年度の全国高校総体と国体で2冠を果たしている桜花学園(愛知)を75-73で撃破。2年ぶりに準決勝に進出した。

 昭和学院は第1クオーター(Q)から持ち前の運動量を生かし速攻で加点。42-34とリードして試合を折り返す。後半、足が止まり勝ち越しを許す時間帯もあったが、最後は接戦をものにした。

 高校総体2位の岐阜女は京都精華学園を73-61で下した。津幡(石川)は高知中央に64-61で競り勝ち、大阪薫英女学院は前回4強の八雲学園(東京)を88-70で退けた。

 男子は3回戦8試合が行われ、高校総体覇者の開志国際(新潟)が桜丘(愛知)に75-89で敗れた。前回優勝の明成(宮城)は前橋育英(群馬)を77-52で下し、高校総体2位の中部大第一(愛知)は能代工(秋田)に90-43で圧勝してベスト8入りした。

 ▽女子準々決勝

昭和学院 75 26-22 73 桜花学園         16-12   (愛 知)         16-23         17-16 

 【評】昭和学院が脅威の粘りで金星を挙げた。1Q星が先取点を奪うと、中と外を使い分けてリードを保った。4Qに逆転を許されたが、西江の得点で勝ち越しに成功。追い上げをかわした。桜花学園は多彩な攻めを見せたが、最後に競り負けた。

◆夏の雪辱うれし涙

昭和学院-桜花学園 第2クオーター、リバウンドを取る昭和学院・大竹(左)=武蔵野の森総合スポーツプラザ

 大会前から目標に定めていた8月の全国総体で苦杯をなめた桜花学園との一戦。日増しに完成度を高める“昭和学院のバスケ”が王者を越えた。勝利が決まると歓声と悲鳴が会場を覆う。選手たちは駆けだして抱き合い、頬にはうれし涙が伝った。

 相手は身長185センチのオコンクウォ・スーザン・アマカにボールを集めてきた。「高さでは勝てない。ファウルをしないよう注意を払い、ボックスアウトを徹底した」とSGの西江瑠加也ワリペ。

 大竹優香子は「相手を外に押し出してボールを戻すところを狙っていた」という。この2人で20リバウンドを記録。

 相手エースに26点を奪われたが、5人が2桁得点をマークした昭和学院が2点上回った。黒沢楓は「ボールを持ったら打つ意識だった」と笑う。3Qには3点シュートを2本連続で決め、流れを変える役割を果たした。この日も全員が力を合わせつかんだ勝利だった。

 鈴木親光監督は「よく食らいついてくれた」と選手をたたえる。ここまで来たら見据えるのは優勝のみ。「勝てたのはうれしいが、次からが本番」(大竹)。気持ちを切り替えて頂点を狙う。