西彼中央支局/健康ポイント 関心高く

 西彼長与町が5月、20歳以上の町民を対象に始めた独自の健康ポイント事業「貯めんば損たい! ながよミックンポイント」に関心が集まった。参加定員800人の健康に関する数値の改善も見られ、2020年度までの継続事業は順調に滑りだした。

 町が参加者個人に「億歩計」を貸し出し、累計10万歩ごとに100ポイントを与える。毎月の体組成測定会や町指定イベントへの参加もポイントに加算。歩数分と合わせ年間最大で5千ポイント(5千円分)を「ながよ共通商品券」などと交換できる。

 こうした動機づけもあって「朝起きて寝るまで億歩計を付けている」「意識して歩くようになった」との声も聞かれた。町によると6月と11月の町指定ウオーキングイベントには例年のほぼ2倍の参加があった。

 月々の測定で全体的に体重や体脂肪率は減る傾向。逆に脚の筋肉量割合は上がる傾向という。「無関心層の健康づくりのきっかけに」との目的に沿い、効果は表れ始めている。今後の課題は忙しい若い世代が参加しやすい仕組みづくり(同課)。健康への意識の広がりが期待される。

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毎月開かれる体組成測定会=長与町役場

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