キスマイが24時間ラジオで“完走”!2018年を1文字で表すと「楽」

12月25日の正午。Kis-My-Ft2が、メインパーソナリティーを務めた「目の不自由な方へ音の出る信号機を ニッポン放送 第44回ラジオ・チャリティ・ミュージックソン」の24時間生放送を完走した。番組終了後には質疑応答が行われ、メンバーそれぞれが「今、ありがとうを伝えたい人」を話すなど、番組同様、感動あり、笑いありの会見となった。

放送終盤、千賀健永のピアノ伴奏で、筑波大学附属視覚特別支援学校の生徒たちと「ジングルベル」を合唱すると、この24時間で感じた思いがよみがえったのか、藤ヶ谷太輔、玉森裕太はみるみる涙目に。二階堂高嗣はクルッと後ろを向き、そっと涙をぬぐった。千賀も演奏を終えると、「僕がリードしなきゃいけない、頑張らなきゃと思ってたけど、実際は、(生徒の)みんなに背中を押してもらえて、逆にすごく助けられた。この経験は絶対忘れないと思う」と涙声。感動の連鎖なのか、エンディングに向けてのあいさつが始まると、番組アシスタントを務めた“ケムケム”こと煙山光紀アナが、感極まって最初に泣き始めてしまった。北山宏光が「僕たちより先に泣いてしまいました(笑)」と笑いモードに切り替えて場を盛り上げるも、メンバーのあいさつも感動的なものになっていく。「Kis-My-Ft2を今回選んでくださって、ありがとうございました。24時間の中では、ドタバタしたこともありましたけど、そんな時こそチーム一丸となれて、すごくいいチームになれたなと思いました」と藤ヶ谷。24時間生放送は感動のエンディングを迎えた。

その後に開かれた記者会見では、番組のサブタイトルだった「ありがとうは魔法のコトバ」にかけて、煙山アナからの「今、“ありがとう”を伝えたい人は?」という質問にメンバーが答えた。

まずは、玉森が「今は日本中の皆さまにありがとうっていう気持ちが一番」と、いろんな人の支えがあって乗り切れたと話すと、宮田俊哉が「一緒に戦った戦友として(キスマイの)仲間にありがとうって言いたい」とメンバー愛を語った。千賀は「個人的には一緒に(歌を)頑張ってくれた盲学校の子どもたち」、二階堂は番組中にインタビューの模様の放送した、視覚障害者で「R-1ぐらんぷり」王者の「濱田祐太郎さん」との出会いを振り返り、横尾渉が「北山宏光じゃないですかね」と続けた。

そしてさらに、「軸としてしゃべってくれて、6人が好き勝手にしゃべれる空気感をサポートしてくれたので、僕は北山さんと煙山さんの2人にありがとうと言いたい」と話すと、それを受けて北山は、「横尾さんと言いたいところですが…」と笑わせつつ、「第1回パーソナリティーの萩本欽一さんから、バトンをつないでくださった先輩方に感謝したい。それがなければ僕たちが今日感じた感動もなかったと思う」と番組への思いを語った。最後になった藤ヶ谷は、ちょっと考えた様子で、「深夜帯の時間に僕と玉森裕太をはめ込んでくださった方に、とにかくありがとうを伝えたい」と。この発言にメンバーがクスクス笑い始め、会場は感動から一気になごやかモードに。藤ヶ谷と玉森の深夜ならではのトークはメンバーにも大ウケで、藤ヶ谷も「終わった時、玉森と、めちゃくちゃ楽しかったなと。初めて2人で大爆発しました。深夜1時30分からの“えっちぃ”時間に起用してくださったスタッフの皆さん、本当にありがとうございます」と笑顔で締めた。

この24時間で印象に残っていることについては、「衝撃だったのは中居(正広)さんのドッキリ」と北山。「来ることを誰も知らなくて、最初に中居さんから電話が来た時も誰も気付かず、様子がおかしい人だなと(笑)。思い返せば、『神奈川県の40代』っていうヒントがあったんだけど」と。会見の最後、「今年の漢字を1文字で」と投げかけられると、二階堂は「今年は7人で集まることが多かったから『集』」。千賀は「まさに今日感じたこと」として「学」。藤ヶ谷は、感謝が多かった年として「感」。横尾は「今年はより一層個性を出せた年。7人が集まれば虹ができるってことで『虹』」。宮田は「みんなが金メダル!をイメージした『金』」と答えた。そして迷いに迷った玉森は「飴」。不思議な答えに理由を聞くと、「飴で前歯が少し欠けて、まだちょっと治りかけ(笑)」と回答。玉森の天然発言に笑いつつ、最後は北山が、「音楽を通して一つになれた意味を込めて『楽』」と締めると、玉森が「北山さんが代表でいいんじゃない?(笑)」と、なごやかに会見は終了。拍手で送られた7人は「ありがとうございました」と笑顔で会場を後にした。

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