記述問題に課題 和歌山県の学習到達度調査

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 和歌山県教育委員会は26日、10月に県内の小中学生を対象に実施した「県学習到達度調査」の結果を発表した。基礎的な問題はおおむねできているが、問題を正しく理解し、示された条件に沿って記述する問題に課題が見られた。

 公立の小学校と義務教育学校、特別支援学校小学部(計235校)の4、5年生と、公立の中学校、義務教育学校、特別支援学校中学部(計122校)の1、2年生の計2万8600人が参加。教科は国語と算数・数学のほか、小学5年生と中学2年生は理科の問題も解いた。

 平均正答率は国語が小学4年52・7%、5年63・7%、中学1年53・9%、2年56・9%、算数・数学が小学4年64・6%、5年65・7%、中学1年63・9%、2年57・2%、理科が小学5年60・1%、中学2年50・9%。

 小学国語は漢字の読みに関する問題はできているが、読み取った文章を引用し、自分の考えをまとめる4年の問題は正答率18・7%と課題が見られた。文章の間違いを正したり、より良い表現に直したりする5年の問題は正答率37・6%だった。

 中学国語は文中の意見を整理してまとめたり、分かりやすく伝えるために資料の取り上げ方を考えたりすることはできている。一方で、効果的に伝わるように文章を書く2年の問題は正答率34・4%と低かった。

 算数と数学は、基礎的な問題については多くの児童生徒が正解した。

 算数は問題の意味を理解し、言葉や図・数・式などを関連付けて考えることや、その考え方を説明することに課題があった。日常生活の場面で活動にかかる時間を考え、時刻を求める4年の問題は正答率11・7%だった。

【和歌山県学習到達度調査結果】