【特集】レーダー照射 防衛省の「公開映像」

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海上自衛隊P1哨戒機(共同) 海自哨戒機に火器管制レーダーを照射した韓国海軍の駆逐艦=2018年12月20日、石川県能登半島沖(防衛省提供)

【特集】

 韓国海軍の駆逐艦が海上自衛隊P1哨戒機に火器管制レーダーを照射した問題で、防衛省は12月28日、映像を公開した。岩屋毅防衛相は28日の会見で「照射を受けた事実を裏付ける具体的なデータ、証拠を有している」「海自が国際法にのっとり、適切な行動を取ったと国民に理解してほしい」と話した。公表するのは、哨戒機がレーダー照射を受けたことや、韓国側が主張する低空飛行をしていないことを示す映像だとしていた。防衛省によると、韓国海軍の駆逐艦が20日午後3時ごろ、石川県・能登半島沖の日本海で、海自P1哨戒機に、武器使用の前提となる火器管制レーダーを一定の時間継続し、複数回にわたり照射した。韓国側は、哨戒機が駆逐艦の上空へ低空飛行してきたため、レーダーに付属しているカメラを向けたが、レーダーを照射した事実はないと反論、双方の言い分が食い違っている。(まとめ 共同通信=柴田友明)

【動画のポイント】

(防衛省の説明)

・少なくとも2回、数分間にわたり火器管制レーダーが照射され、1回目は約5キロの距離だった。哨戒機は「避けた方がいいですね」「砲はこちらを向いていない」などと対応に当たった。

・哨戒機から韓国側に3度にわたり無線でレーダー照射を確認したことを伝え「行動の目的は何か」と確認したが、韓国側からの応答はなかった。

(韓国国防省の説明)

・韓国海軍の駆逐艦が海上自衛隊の哨戒機に火器管制レーダーを使用していないとの従来の主張に変わりはないと表明。

・「客観的証拠とは見なせない」。「一方的な内容の映像を公開し事実関係をごまかしていることに対し改めて遺憾を表明する」。

【レーダー照射 防衛省の公開映像】

▽過去記事(2018年12月27日)

【特集】レーダー照射「大騒ぎするな」 元空自トップSNSの波紋

▽防衛省の広報文(2018年12月25日)

韓国海軍艦艇による火器管制レーダー照射事案について

防衛省が12月28日公開の動画で海自P1哨戒機の乗員同士のやりとり。
 クルー「(電波)出しています」
 クルー「FC(火器管制レーダー)系出している」 ちゃすごい音だ」
 クルー「この音覚えておいてください」
 クルー「(駆逐艦の)砲はこちらを向いていない」
 クルー「FCレーダーらしき電波探知」
 クルー「今止まりましたね」
 機長「今止まった」
 クルー「また(FC)探知」
 P1は無線を通じて繰り返し英語で呼び掛けた。

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