【MLB】大谷翔平は「スターなだけでなく奇才」 米コラムニスト「永遠に覚えられる」

エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

大谷は「完璧な例外」か「新しい役割を生み出した」

 日本ハムからエンゼルスに移籍し、メジャー1年目を終えた大谷翔平投手。右肘の故障でシーズン後半は打者でのプレーだけとなったが、それでも、投手として10試合に出場して4勝2敗、防御率3.31、打者としては104試合で打率.285、22本塁打61打点の成績を残した。二刀流は米でも衝撃を持って受け止められ、大谷はア・リーグ新人王に輝いた。

 ベーブ・ルース以来の二刀流選手として大きな脚光を浴びた大谷。このほど米スポーツ専門局「ESPN」のコラムニストであるサム・ミラー氏が「2018年の球界について永遠に覚えられているであろうこと」と題した特集を執筆。その筆頭に、大谷翔平の活躍を挙げている。

「僭越ながら、2018年の球界について、あなたの玄孫も知るであろう1つのことを探ってみよう」として掲載された特集記事。真っ先に大谷が登場し、ミラー氏は「“ショウヘイ・オオタニが打って投げた”は、明らかに正しい答えである。そのことは、彼がア・リーグ新人王を受賞したこと、簡単に打者としてのほとんどの期待を上回ったこと、ただ目新しいだけでなくスターであったこと、ただスターなだけでなく奇才であったことで、より明らかとなった」と絶賛した。

 さらに、ミラー氏は大谷が球界全体に与えた影響の大きさも指摘。「2018年にオオタニが残したもので、今後起こり得るのは2つだけである。誰もオオタニがしたことを二度とせず(肘の手術後では、オオタニ自身もそうかもしれない)、その場合に彼は美しく完璧な例外となるだろう。もしくは、柔軟性が求められる現代野球では、選手たちの新しい起用法となるだろう。その場合、2018年のオオタニは新しいポジション・役割を生み出したことになる」と記している。

 このほかにも、サイ・ヤング賞に輝いたジェイコブ・デグロム投手の成績や、今季のレッドソックスについて、さらには“オープナー”の登場などが、この特集では挙げられている。(Full-Count編集部)

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