【平成の長崎】日本初 ハウステンボスに英語公用語ホテルオープン 平成23(2011)年

 佐世保市のハウステンボス(HTB)の無料ゾーン内に日本初の英語公用語ホテル「ウォーターマークホテル長崎・ハウステンボス」(228室)が15日、オープンした。
 同ホテルは2009年7月から閉鎖していたホテルデンハーグを改装。旅行大手エイチ・アイ・エス(HIS)グループのウォーターマークホテル長崎(東京、澤田秀雄社長)が経営、オーストラリアのリゾートホテル運営ノウハウを取り入れ、「日本の中の外国」をコンセプトに生まれ変わった。
 従業員70人のうち約4割が外国人スタッフ。HTBが進める「英語村」戦略の中核として、英語学習に関心のある国内の個人客や修学旅行生、欧米、東南アジア客、それに11月就航する長崎-上海航路の利用客などの需要を見込む。
 オープニングセレモニーには澤田社長や朝長則男佐世保市長ら関係者約110人が出席。澤田社長は「利用客の声を聞きながら、日本初の英語公用語ホテルとして成功させたい」と述べた。
 また、3月に園内の無料ゾーンにオープンした体験型英語学習施設を16日から新テーマ館「TOMODACHIファクトリー」にリニューアルし、英語学習プログラム数を増やす。
(平成23年7月16日付長崎新聞より)
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【平成の長崎】は長崎県内の平成30年間を写真で振り返る特別企画です。

日本初の英語公用語ホテルの誕生を祝う関係者=佐世保市、ハウステンボス

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