災害用食料5千食、熊谷市が無料配布 賞味期限が迫る備蓄米、子育て支援や防災取り組む団体に

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 埼玉県の熊谷市は、賞味期限が迫っている災害用備蓄食料のアルファ米5千食を、子ども食堂や子育て支援、防災啓発に取り組む市内団体に無料配布する。余剰品を有効活用して市民活動を応援し、防災意識の向上につなげるのが目的。来年1月8日まで希望団体を受け付け、同11日に市市民活動支援センターで引き渡す。

 市の災害用備蓄食料は12万食あり、このうちアルファ米は7割を占める。賞味期限は5年間。毎年2万4千食を買い替え、賞味期限が近いものは地域の防災訓練などで配布しているが、幅広い層に関心を持ってもらおうと範囲を広げることにした。

 無料配布するのは、来年6月に賞味期限を迎える白米2500食と、同7月の五目ごはん2500食。50食入りの箱単位で配り、1団体6箱を上限とする。転売を禁じ、賞味期限内に食べてもらう。希望団体は、同センターなどに置いてある用紙に必要事項を記入して申し込む。

 子ども食堂では、食材として提供したり、家庭に持ち帰ってもらうことを想定している。市によると、「みんなの家子ども食堂」「熊谷なないろ食堂」「子ども食堂 わっか」の三つが活動しているという。

 市危機管理室は「防災啓発だけでなく、食品ロスの削減にもつながる取り組み。利用者の反応を見て、効果があれば来年度以降も続けていきたい」としている。

 問い合わせは、同センター(電話048・522・1592)へ。

熊谷市が子ども食堂などに無料配布する災害用備蓄食料のアルファ米