長崎県内の自治体や企業などの仕事納めがあった28日、雲仙市千々石町の橘神社では巫女(みこ)16人が“仕事始め”。境内の清掃やお守りの袋詰めに追われた。
橘昌樹宮司によると、橘神社は、正月三が日は毎年約8万人が参拝に訪れる。市内外の大学生などが巫女として、1月7日まで社務所業務を手伝う。
はかま姿の巫女たちは神前でおはらいをした後、社務所でお守りなどを一つずつ丁寧に袋詰めした。巫女長で看護専門学校生の阿南季(みのり)さん(20)は「笑顔と心を込めた対応を心掛け、みなさんに気持ちのいい新年を届けたい」と話した。