歴史ファン激怒!? 低視聴率NHK大河『西郷どん総集編』の見どころ

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12月30日(日)午後1時5分から、俳優の鈴木亮平が主演した今年のNHK大河ドラマ『西郷どん』総集編が放送される。この1年間の内容をもう一度振り返るには格好のダイジェスト番組だが、番組自体が低視聴率にあえいだこともあり、果たして期待する視聴者はどれだけいるだろうか。

「西郷どんの全47回の平均視聴率は12.7%(ビデオリサーチの関東地区調べ)でした。これは関東地区では過去最低だった2015年『花燃ゆ』と12年『平清盛』に続くワースト3位です。12月16日に放送された最終回も13.8%と、取り立てて数字が跳ね上がることもなく、寂しい結果となりましたね。主役の西郷隆盛を演じた鈴木をはじめ、大久保利通役の瑛太、勝海舟役の遠藤憲一など、各役者陣の演技は好評でしたが、結局、1年を通して西郷のどこがすごい人物だったのかよく分からなかったというのが、多くの視聴者の感想じゃないでしょうか。大河ドラマは脚本によって主役の描き方が大きく変わるので、マイナス方向に向かってしまうと、最後までリカバリーすることが難しいのが欠点とも言えるでしょうね」(エンタメ誌記者)

特に最終回では、政府軍との最終決戦で瀕死の状態になった西郷が、息も絶え絶えに「もう、ここらでよか…」と言い残すシーンが話題になり、ネット上では《涙なくしては見られない》《素晴らしいラストでした》という意見が上がったが、一方で、歴史好きな視聴者からは《ファンタジー過ぎだろ》《無駄な回想シーンで台無しになった》など非難が殺到し、炎上状態となってしまった。

 

歴史考証と演出の両立…大河は難しい

「結局、最後までチグハグだったということでしょう。制作側も早くから視聴率が上がらないことを危惧していて、NHKの各番組にたびたび出演者を番組宣伝としてねじ込むなど、視聴率アップにかなり躍起になっていました。あまりにナリ振り構わないNHKの姿勢に、ドン引きする意見も散見されましたね」(同・記者)

史実では西郷隆盛は切腹、介錯で最期を迎えるはずだったが、ドラマではこの部分も大幅に改変された。おそらくは銃弾による腹部の出血跡が切腹を暗示していたと思われるが、肝心のシーンを改変したことで、番組自体の潔さまでもが失われることとなった。

《改変したやつが切腹しろ》《歴史をネジ曲げるな》など、かなり厳しい意見がネット上に飛び交ったが、果たしてNHKの制作陣はどう考えているのだろうか。

大河ドラマは歴史好きの視聴者も楽しみにしている番組である。演出ばかりが優先されると、今後も視聴者離れが加速しかねない。

 

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