<成田山新勝寺お焚き上げ>お札5万枚、炎に投入 1年間の無病息災に感謝

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高々と上がる炎の中にお札を投げ入れる僧侶=28日、成田山新勝寺

 千葉県成田市成田の成田山新勝寺で28日、1年間に納められたお札(護摩札)を燃やし、本尊の不動明王の御利益に感謝する年末恒例の「納め札お焚(た)き上げ」が行われた。

 同寺のお焚き上げは「納め不動」とも呼ばれ、不動明王の分身とされるお札を「智慧(ちえ)の炎」に返すことで1年間の無病息災への感謝を表す。

 山伏姿の僧侶約20人は大本堂と釈迦堂間の広場に入場すると、護摩壇をつくる斧の作法、清浄な道場をつくる法弓の作法、一切の悪魔をはらう宝剣の作法、本尊、行者、信徒を清める洒水の儀式を執り行った後、木で組んだ炉から高々と上がる炎の中に、大小約5万枚のお札を次々に投げ込んだ。読経が響き渡る中、大勢の参拝者らは手を合わせて見守った。

 50年以上参拝しているという埼玉県川口市の主婦、井上三枝子さん(73)は「ことし1年、無事に過ごさせていただきありがとうございましたと祈りました。来年は孫が受験。またお願いに来ます」と話した。

 同寺では、正月三が日には約300万人の初詣客を見込んでいる。