大谷の打球はMLB超一流打者並み 解析システムがデータ検証、「16%」の凄さ

©株式会社Creative2

エンゼルス・大谷翔平【写真:AP】

理想の角度&打球速度で打つ「バレル率」はリーグ6位、MLB7位

 MLBのデータ分析サイト「スタットキャスト」が、今シーズンMLBにデビューした選手の中から、非凡なスタッツを残した10人の選手をピックアップ。その中に、投打二刀流で活躍し、ア・リーグ新人王を獲得した大谷翔平が選出された。MLB公式サイトが伝えている。

 記事によると、選出された10選手は出場試合数が多い順に登場し、トップはダニエル・パルカ(ホワイトソックス)、以下グレイバー・トーレス(ヤンキース)、フアン・ソト(ナショナルズ)、ナ・リーグ新人王のロナルド・アク―ニャJr.(ブレーブス)に続いて大谷が5番目。「二刀流スターのア・リーグ新人王受賞者はマウンドと打席で素晴らしい数字を残した」と総括している。

 スタットキャストのデータの中で、大谷は「力強いコンタクトが際立っている」としており、インプレー200以上の281人の打者の中で、平均打球速度(92.6マイル=約149キロ)で11位タイ、フライとライナーの平均打球速度(97.8マイル=約157.4キロ)で3位タイ、ハードヒット率(50.2%)で10位タイという数字が並ぶ。

 特に、スタットキャストが注目しているのが、独自数値の「バレル率」。これは打球速度と発射角を組み合わせ、本塁打を含めた安打が生まれる理想のゾーンを算出した「バレルゾーン」に打球が飛んだ率のことで、大谷は16.0%のバレル率を記録。これは、アーロン・ジャッジ(ヤンキース)、JD・マルティネス(レッドソックス)といったリーグを代表する強打者に匹敵する数字で、リーグ6位、MLB7位という高い率だ。

 さらに、記事では大谷のスプリント能力が28.4フィート毎秒(秒速約8.7メートル、時速約31.2キロ)で、MLB平均の27フィート毎秒(秒速約8.2メートル、時速約29.6キロ)を大きく上回っていることも優秀だとしている。

 データ上も、MLBの一流打者に勝るとも劣らぬパフォーマンスを発揮したことが証明された大谷。来季は右肘トミー・ジョン手術のため、打者に専念することになるが、さらに進化した姿を見せてくれることを期待したい。(Full-Count編集部)