<東北十大ニュース>2位は大川小 3位は金農

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判決後の仙台高裁前で「勝訴」などと記した垂れ幕を掲げる原告遺族=4月26日
甲子園から秋田に戻り、約1400人の熱烈な出迎えを受ける金足農ナイン=8月22日、秋田空港

 河北新報社は2018年の「東北十大ニュース」を選んだ。

2位:大川小 控訴審も遺族勝訴

 東日本大震災の津波で児童と教職員計84人が死亡・行方不明となった石巻市大川小事故を巡り、児童23人の19遺族が市と宮城県に約23億円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決で、仙台高裁は4月26日、事前防災における学校と市教育委員会の組織的な過失を認め、市と県に計約14億3610万円の賠償を命じた。

 現場教員らの当日の対応のみを過失とした一審判決を変更。津波避難場所を決めていなかったことなどを理由に、学校の事前防災に関し組織的過失を認定する初の司法判断となった。市と県は最高裁に上告した。

3位:金足農 甲子園に旋風

 第100回全国高校野球選手権大会で準優勝し「全力校歌」も注目された金足農(秋田市)の大活躍は、全国の人々の心をつかんだ。11月の秋田県民栄誉章授与式には、1万人を超える参加の応募が殺到した。

 金農生が商品開発に関わった「金農パンケーキ」は売り切れが続出。日銀秋田支店は経済波及効果を約104億円と試算した。「金足農旋風」は流行語大賞の候補にノミネートされた。

 躍進を支えた吉田輝星投手は1位指名でプロ野球日本ハムに。秋田港のポートタワー・セリオンに残した自筆のサインは新たな観光名所だ。