「二重苦」が付け替えの背景か

日産株下落と大幅担保割れ

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 私的な投資で生じた損失を日産自動車に付け替えたとして、前会長カルロス・ゴーン容疑者(64)が特別背任の疑いで再逮捕された事件で、2007~08年の世界的な金融不安で日産の株価が下がり、これに連動して取引の担保になっていた金融商品の時価が大幅下落していたことが29日、関係者への取材で分かった。東京地検特捜部は、担保割れと取引自体の評価損の「二重苦」が付け替えの背景になったとみて調べている。