【MLB】「球界から去って」10年経過の37歳が153キロ! 元米ドラ1左腕の剛球動画が凄い

現役時代のルーク・ハガティー【写真:Getty Images】

2002年の米ドラフト1巡目でカブスから指名されたルーク・ハガティー投手

 ヤンキースのアルディロス・チャップマン投手やカージナルスのジョーダン・ヒックス投手のように100マイル(160キロ)を軽く超える剛速球を投じる選手が数多くいる米球界。日本では最速を誇ったエンゼルスの大谷翔平投手を上回る“怪物”がゴロゴロいる。

 そんなアメリカで、球界の第一線から退き、10年が経過した37歳の左腕が、96マイル(約153.6キロ)の剛球を投じる動画が公開され、話題となっている。

 ツイッター上で話題となった発端は、日本ハムへ移籍した金子弌大投手も利用していた米トレーニング施設「ドライブライン・ベースボール」の関係者であるカイル・ボビー氏。同施設で1月13日に行うイベントに関する投稿だった。

 このイベントはスカウトも参加する中で、ブルペンでの投球や打者との対戦ができるというもの。ここに登場する予定となっている元カブス傘下のルーク・ハガティー投手が、只者ではなかった。

 ボビー氏は「元MLB選手でルール5ドラフトでも選ばれた、もうすぐ38歳になる左腕がイベントに登場する。球界を去って10年が経っている。その投手とは、ルーク・ハガティーだ。この男の95マイルの球を見に来る価値がある。彼がもし契約を得ることが出来なかったら、驚きだ。(この映像を)ご覧あれ!」と記し、そこには、ハガティー投手の投球映像が添えられている。

 ルーク・ハガティーは2002年のドラフト1巡目(全体32位)でカブスから指名を受けた左腕。2006年までカブス傘下のマイナーに在籍したものの、結果が残せず、2007年、2008年と米独立リーグでプレー。2008年を最後に第一線からは退いていたという。

 ただ、とあるトレーニング施設内のブルペンでハガティーが投じたボールは、なんと96.0マイル(約153.6キロ)の剛速球。左腕から繰り出されたボールは、一直線にキャッチャーミットに収まる見事な球筋を描いている。ボビー氏が「彼がもし契約を得ることが出来なかったら、驚きだ」としているが、果たして、37歳にして現役復帰という“奇跡”は起きるのだろうか。(Full-Count編集部)

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