イノシシパンいかが?「鼻がかわいらしく、いい出来」

 長崎県壱岐市石田町のパン屋「ベーカリーはるかぜ」が、来年の干支(えと)、亥(い)年にちなみ、イノシシの顔を模したパンを販売している。店主の松本公(あきら)さん(49)は「鼻がかわいらしくて、いい出来に仕上がった」と話す。
 干支にちなんだパンを作り始めたのは、2014年末。常連客から翌年の干支、未(ひつじ)を作ってくれと頼まれたのが、きっかけ。これが好評だったため、16年の干支、申(さる)のパンから市販を始めた。今では客から販売が始まったか確認の電話があるほどの人気商品となっている。
 イノシシパンは、食パン用の生地に、鼻はイチゴ果汁、目は食用の竹炭、独特の模様はココアを練り込んだ生地で顔を作り焼き上げた。中にはチョコレートが入っている。
 味にもこだわっている。その日の早朝に仕込んだ生地を使い柔らかく仕上げ、もちもちとした食感が楽しめる。松本さんは「お店は来年10周年。地域の人に喜んでもらえることがしたい」と抱負を述べた。
 年内の30日まで営業。年明けは1月5日から。1個180円。

子どもに大人気のイノシシパン
イノシシパンを作った店主の松本さん=壱岐市、ベーカリーはるかぜ

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