「1月にプレミアリーグに移籍するかもしれないリーグアンの注目株」

冬の移籍市場がいよいよオープンする。

ここでは、『sportskeeda』による「1月にプレミアリーグに移籍するかもしれないリーグアンの注目株」を見てみよう。

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ベンヤミン・ヘンリヒス(モナコ⇒チェルシー?)

マウリツィオ・サッリ監督の新生チェルシーはこの数週間であるエリアに弱点が見えており、1月にテコ入れするかもしれない。

イタリア人指揮官はスピードに優れた攻撃的なサイドバックを好んでいるが、これまでは主に起用されてきたのはセサル・アスピリクエタとマルコス・アロンソだ。アスピリクエタはいまだにリーグ最高のDFであり、クロッサーでもあるが、速さが売りだったことは一度もない。アロンソもまたスピードに優れたタイプではなく、チェルシーはサイドバックに問題を抱えている。

今夏、1800万ポンド(26億円)でレヴァークーゼンからモナコに移籍したヘンリヒスは若きドイツ代表だ。

彼は両サイドでプレーできる選手であり、スピードもある。守備力もあるが、攻撃もいい。速さと積極性を併せ持つヘンリヒスはチェルシーに恩恵をもたらすはずだ。

マラング・サール(ニース⇒マンチェスター・ユナイテッド?)

ユナイテッドが絶対的にCBを必要としているのは間違いない。昨季はリーグ2位の堅守を誇ったが、今季は失点数が爆増している。

今夏、ジョゼ・モウリーニョ監督(当時)はビッグネームを引き入れようとしたが、エド・ウッドワード副会長によって突っぱねられてしまった。だが、経営陣も喜ぶ“答え”がフランスにいる。

現在19歳のサールは、弱冠16歳でデビューしたレフティ。上背こそないものの、タフなタックル、空中戦の強さ、アグレッシブさを兼ね備えている。

もともとはサイドバックで起用されていたことから分かる通り、スピードとパススキルも兼備。ただ、パスが出せる左利きのCBは人気だけに、安くはないだろう。

ニコラ・ペペ(リール⇒アーセナル?)

リーグアンで最もホットな若手のひとりであるレフティ。

昨夏アンジェから1000万ポンド(14.4億円)でリールに引き抜かれたアタッカーだ。1年目の昨季はチームが降格危機に瀕するなか、13ゴールをマーク。クリストフ・ガルティエ監督の4-3-3システムの右でプレーする今季も13試合時点で8ゴール7アシストと爆発している。

そんな彼はアーセナルが必要としているものに完璧にハマる。サイドで輝くペペのスピード、ドリブル、判断力は、チームに素晴らしい恩恵をもたらすはずだ。

タングイ・エンドンベレ(リヨン⇒マンチェスター・シティ?)

今季爆発しているエンドンベレは、トップレベルに行ける選手のはずだ。

昨季アンジェからローンでリヨンに加わった彼を完全移籍で確保するため、ジャン=ミシェル・オラス会長はすぐさま800万ユーロ(10億円)を支払った。

一方、マンチェスター・シティの中盤で存在感を見せるフェルナンジーニョだが、チームのレベルを落とさないために彼のローテーションが必要になるはず。そこにエンドンベレはハマる。

アタッキングマインドの強いリヨンにあって、“砦”を守っているのが、この21歳のボランチだ。タックルに優れ、今季は1試合平均2.1回を成功させている。

ペップはボール扱いが知的な選手を好むが、エンドンベレもそういうタイプだ。彼はパス、ボール奪取、前線への持ち上がりにも優れている。

メンフィス・デパイ(リヨン⇒トッテナム?)

彼はすでにプレミアリーグを経験済みだ。

スピード、強さ、掴みどころのなさ、スキルは、多くのマンチェスター・ユナイテッドファンたちにCR7の存在を思い起こさせた。だが、ルイス・ファン・ハールとジョゼ・モウリーニョ体制下では輝けず、2017年にリヨンへと放出された。

それ以降の彼は成熟し、プレミア復帰への準備が整っているように見える。マウリシオ・ポチェッティーノ監督のスパーズなら完璧にマッチするかもしれない。

今夏の補強ゼロ、新スタジアム問題、怪我人を抱えながら、上位につけるスパーズ。だが、前線のオプションが欠けている。

リヨンではストライカーとしてプレーしているデパイ。そのスピードとスキルなら、スパーズでも同じ役割をこなせるだろう。そして、ウィングとしても。彼にはルーカス・モウラ以上の得点力があり、ソン・フンミン以上のテクニックがある。

そのバーサタリティ性と能力は、スパーズに欠けているXファクターになりえる。

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