STEM教育スクール運営のヴィリング、ベンチャーファンドから資金調達

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(画像: ヴィリングの発表資料より)

 次世代型の教育システムを開発・運営するベンチャーのヴィリングは28日、12月に設立されたThe Independents Angel投資事業有限責任組合の第1号出資先として、資金を調達したと発表した。これにより、開発体制を強化して自社の事業を一層推進させる。

 ヴィリングは、「夢中があふれる社会をつくる」を企業理念に、2012年に中村一彰氏らが立ち上げた教育ベンチャー。2020年の公教育改革を見越して、日本初となる小学生向けのSTEM教育スクール「ステモン」や、探究型学習スクール「BOKEN」、民間学童保育「スイッチスクール」をなどを運営している。

 ヴィリングが力を入れるSTEM教育とは、科学のScience、技術のTechnology、工学のEngineering、数学のMathematicsの頭文字をとった名称。欧米ではすでに一般化しているこの次世代型教育システムを、ヴィリングが日本で初めて小学生向のSTEM教育スクール「ステモン(STEM ON)」として2013年にスタートした。「ステモン」は、STEM教育にアートの要素も加味した独自のカリキュラムで構成され、「AI時代でゼロからイチをつくる人を育む」を理念に、IT社会やグローバル社会に対応できる個性と創造力、表現力を育むことを目的とする。今では一部フランチャイズを含み全国で50教室を展開するまで成長した。

 このほか、探究型学習「BOKEN(ぼうけん)」では、「探究型学習」をテーマに、色々な場所や施設でイベントを実施。イベントで出くわすあらゆる場面で、問題解決のために情報を収集・整理し、自ら考えて答えを導き出す力を育む。

 21世紀型アフタースクールである「スイッチスクール」では、預かっている間に、Listening Programming、Human、STEM、 History、食育のEdible、Culture、Sportsという8分野の力を身につけさせ、国際競争力のある人材を育てることを目的としている。

 ヴィリングは、これらの取り組みや実績が評価され、9月には「平成30・31年度 東京都プログラミング教育推進校の支援団体」に選定された。2020年の教育改革にさきがけ、プログラミング的思考を育む授業を、東京都内の4つの小学校で2年間実施することになる。

 今回の投資に加えて、同社は高田憲治氏(元ウィルグループ取締役)からも投資を受けており、また、2019年3月31日を期限として、資金調達を続けていくとしている。