名城大学が見事優勝!全日本大学女子駅伝との2冠達成!【富士山女子駅伝】

陸上 試合サマリー

富士山女子駅伝(全日本大学女子選抜駅伝)は12月30日(日)に行われた。全7区間で行われた。

1区

いきなり集団が崩れる激しいレース展開に。全日本女子駅伝女王の名城大学順調にレースを引っ張る中、レースを動かしたのは全日本大学選抜の佐野。名城大学の青木と激しいデットヒートを繰り広げ、最後は突き放してトップでタスキリレー。大学長距離ランナーのオールスターチームとも言える全日本大学選抜が試合をリードしている。

2区

全日本大学選抜の五島(中央大)が果敢な走りを見せる。タスキをうけてから快足を飛ばし、区間新のペースで2位の名城大をぐんぐんと突き放す。3位の立命館の佐藤は昨年この区間で区間新記録を出した実力者だが、ペースが上がりきらない。五島はそのままハイペースで走りきり20:50の見事な区間新記録を達成。

3区

全日本大学選抜の慶應大、樺沢が素晴らしい走りを見せ先頭でタスキリレー。

4区

ここで首位交代。残り1km前後のところで名城大の松浦が先頭を走る全日本選抜をとらえ首位に浮上。力強い走りで先頭をひた走る。さらに6連覇を狙う立命館の松本も全日本選抜を捉え2位に浮上。必死に先頭の名城を追いかける。4区は先頭で名城大学がタスキリレー。2位には立命館大学が入る。勝負はエースが集う5区へ。

5区

エースが集う華の5区。先頭の名城大学の加世田は、区間賞を目指し力強い走りを見せる。1kmを3分10〜20秒の安定したペースで刻み、先頭をキープしタスキリレー。2位には立命館の加賀山がこれまた安定した走りを見せた。3位以降も大東文化のエース関谷も素晴らしい走りを見せる。6位でタスキを受け一気に3位まで順位を押し上げる。しかし名城大学との差を詰めることはできず、逆に20秒以上話されてしまった。11位でタスキを受けた大阪学院の水口は実力者たる走りを見せ、一気に7位グループに追いつく快走。グループを引っ張り続ける。それ以上の爆走を見せたのは京産大のエース棚池。13位でタスキを受けてからぐんぐんと加速。前を走るチームをどんどんと抜き去り、ついには快走を見せていた水口すらも抜き去った。さらにはタスキを受けた時点で1分以上差があった松山大や全日本大学選抜すらも抜き去り、9人抜きの快走を見せチームを4位まで押し上げた。

6区

全日本駅伝との2冠を目指す名城VS今大会6連覇を目指す立命館という構図。第五中継所時点で約1分の差があった両チーム。名城大の4年生エース、玉城が盤石の走り。5区で築いた独走体制をしっかりとキープし、全日本女王の貫禄を見せた。アンカーはスーパールーキーの高松知美ムセンビ。2位の立命館は差を広げられた形となった。3位には大東文化大が2:11差で入る。アンカーには全日本大学女子駅伝で12人抜きの快走を見せたスーパールーキーの鈴木。

7区

2人のスーパールーキーが驚異的な走りを見せた。名城大学のアンカー、高松知美ムセンビは全日本インカレ5000m覇者のスピードランナー。タスキを受けてから区間新ペースで飛ばし優勝へと突き進んだ。高松は29:21の区間新の見事な走りでチームを優勝に導いた。追い上げた大東文化大の鈴木はさらなる快走を見せ、28:39の驚異的な区間新記録で順位を一つ上げ2位でゴール。6連覇を狙った立命館は、昨年区間賞のアンカー真鍋が区間3位の30:08の好走を見せたものの順位を一つ落として3位でフィニッシュ。

区間賞

1区 佐藤英里佳(全日本大学選抜)12:58

2区 五島莉乃(全日本大学選抜)20:50

3区 樺沢和佳奈(全日本大学選抜)10:17

4区 松浦佳南(名城大学)14:27

5区 加世田梨花(名城大学)、関谷夏希(大東文化大学)34:43

6区 玉城かんな(名城大学)19:46

7区 鈴木優花(大東文化大学)28:39区間新

富士山女子駅伝(全日本大学女子選抜駅伝)の速報は詳細をご覧ください。

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