元ブラジル代表のロナウジーニョ、元アルゼンチン代表のクラウディオ・ロペス、現在マンチェスター・シティで指揮を執るジョゼップ・グアルディオラ。彼らに共通するのは、メキシコでプレイした経験があるということだ。ロナウジーニョはケレタロ、ロペスはクラブ・アメリカ、グアルディオラは短期間ながらドラドス・シナロアでプレイしている。
3人とも欧州で実績を作ってきたスター選手で、メキシコのサッカーファンは彼らの加入に興奮したものだ。ベテランになったスター選手が欧州を離れるケースはあるが、メキシコを選択する者はあまり多くない。現在も中国やアメリカ、中東が人気だ。だからこそ彼らの加入は特別なものなのだ。
メキシコ版『MARCA』は今回リーガMXにやってきたことのあるスター選手たちを特集しているが、その中に本田圭佑もリストアップされている。本田はロシアワールドカップへ向けて出場機会を確保すべく、ミランからパチューカに移籍。昨年は公式戦13得点を記録しており、完全にチームの主力選手となっていた。日本代表で3度のワールドカップに出場し、ミランでもプレイした経験を持つ本田はリーガMXにおいて特別な存在だったのだろう。
他にはアトレティコ・セラヤでプレイした元レアル・マドリードのエミリオ・ブトラゲーニョ、クラブ・アメリカでプレイした元チリ代表イヴァン・サモラーノ、トロス・ネサでプレイした元ブラジル代表ベベット、ティグレスで活躍する元フランス代表アンドレ・ピエール・ジニャックらが紹介されている。本田もこの中の1人というわけだ。
現在本田はオーストラリアのメルボルン・ビクトリーでプレイしており、すっかりチームの柱となっている。オーストラリアでも間違いなく特別な存在として記憶されることになるだろう。