いよいよ始まるアジアカップ、ボールが日本企業製って知ってた?

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いよいよ1月5日から約一か月間かけてアジアカップが開催される。選手たちに注目が集まるが忘れてはならないのがサッカーボールだ。

AFCは広島に本社を置くmolten(モルテン)と契約を結んでいて、AFCアジアカップ向けモデルは11月22日に発表され同30日より発売されている。価格はおよそ15000円、レプリカであれば5000円程度となっている。

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では、どんなモデルなのか見てみようと思う。

アジアカップ公式球概要

プレスリリースによると、モルテンのサッカーボールにおけるフラッグシップモデル「ヴァンタッジオ5000プレミア」に搭載している技術を採用したという。独自の熱接合技術により真球性や超低吸水を実現、表皮のディンプル(くぼみ)加工によって飛行中の空気抵抗によるボール軌道のぶれを抑制しているのだとか。

また、左右対称のシンメトリーデザインにより、ボールの回転時に安定した視認性を確保したという。

どんな構造なの?

サッカーボールの革新は2006年のドイツワールドカップ頃からそれが顕著となった。特にGKにとって厄介なのがボールを曲げる、落とすといった変化のアクションで、ぶれ球、無回転などのキックがやりやすくなりそれらを武器とする選手が多くなった。重量も軽く安定してデザイン性に富んだアイテムへと変化している。

モルテンのこのボールも例外ではない。

アセンテック構造を採用しており、まず吸水力が低く雨でもボールが重くなりにくい。かつては水を含んだボールはヘディングの際に鉄の塊のように重かったというがそうした心配はない。また、手縫いでは不可能であった滑らかで継ぎ目のない表皮構造を実現。品質のばらつきが少ないために、「命中精度2.2倍という比類のない正確性」を実現したという。

もう1つの売りはボール表皮のディンプル(くぼみ)加工。飛行中の空気抵抗を軽減し、ボール軌道のブレを抑制したという。これにより、コントロール性能がさらにアップし、より高精度のパスやシュートが可能になったのだとか。

上述の画像がAFCオフィシャルマッチボール。ちなみにビーチサッカーではオレンジベースのデザイン、上記のアジアカップ向けは大会のアイデンティティカラーでもある黒、緑、赤が使われているなどモデル事に色の違いがある。

モルテンは1958年に明星ゴム工業を退社した技術者により設立。アディダスと技術提携したことで一躍世界的なスポーツメーカーとなった。特にサッカーボールは定評があり、Jリーグも1993年から契約。さらには、AFCだけでなくヨーロッパリーグの公式球にも採用されており世界でシェアを獲得している。日本が誇る隠れた優良アイテムだ!