『Squawka』は、「ジョゼ・モウリーニョ監督がマンチェスター・ユナイテッドで獲得した11名の選手のレーティング」という記事を掲載した。
先日ついにユナイテッドから解任されたモウリーニョ監督。その2年半では主に11名の補強が行われてきた。
新たにチームにもたらされた選手たちはどのように機能したのか?
エリック・バイリー
- 加入:2016年6月6日
- 移籍金:3000万ポンド(およそ43.52億円)
- 出場数:66試合
モウリーニョ政権下の最初の契約であり、ビジャレアルから加入したバイリー。そのユナイテッドでのキャリアは怪我によって妨げられていた。
しかしヨーロッパリーグ優勝には大きな貢献をしているし、これから何年もの間最終ラインの主力になれる能力を備えていることは間違いない。
レーティング:C-
ズラタン・イブラヒモヴィッチ
- 加入:2016年7月1日
- 移籍金:フリー
- 出場数:53試合
イブラヒモヴィッチは、2016-17シーズンの46試合で37ゴールに関与。28得点9アシストを記録した。
それは37歳であったことを考えるとかなりセンセーショナルな結果だった。怪我で最後は苦しんだものの、モウリーニョ体制での数少ないサクセスストーリーの一つだ。
レーティング:A
ヘンリフ・ムヒタリャン
- 加入:2016年7月6日
- 移籍金:3000万ポンド(およそ43.52億円)
- 出場数:63試合
ムヒタリャンはモウリーニョ体制下でのヨーロッパリーグ優勝における主力の一人だった。
しかし一方で、プレミアリーグでの調子はかつてのボルシア・ドルトムントで見せたようなものには決して届かなかったし、18ヶ月でチームを離れることになってしまった。
レーティング:C-
ポール・ポグバ
- 加入:2016年8月9日
- 移籍金:8900万ポンド(およそ129.1億円)
- 出場数:108試合
オールド・トラッフォードでの過剰な期待に応えることは出来なかったとはいえ、モウリーニョ体制下で最も多くのゴールに絡んだ選手(20ゴール22アシスト)だ。
今季はかなり悲惨な経験をしてきたようだが、その実績が覆い隠されることはない。今後もユナイテッドのピッチ上では重要な存在になるだろう。
レーティング:B-
ヴィクトル・リンデレフ
- 加入:2017年7月1日
- 移籍金:3100万ポンド(およそ44.97億円)
- 出場数:45試合
ユナイテッドでの試されるデビューシーズンは、ハムストリングの怪我によって苦しめられることになった。それさえなければ、もっとチームに馴染める余裕が出来たはずだが。
ただ、それでも彼は徐々にプレミアリーグに順応しているし、後方で力を見せられる基盤はできたようにも見える。ただ、まだユナイテッドのファンを納得させるまでには至っていないが。
レーティング:C
ロメル・ルカク
- 加入:2017年7月10日
- 移籍金:7500万ポンド(およそ108.8億円)
- 出場数:73試合
昨季27ゴールを決めたルカク。これは決して悪いものではなかったが、今季はゴール前でかなり無駄な時間を過ごしている。
酷いとは言えないが、7500万ポンドものお金を使ったストライカーに何を期待するのか?ということを考えれば…。しかし、まだ可能性は大きく残っており、使い方次第では再ブレイクの時もすぐ訪れるだろう。
レーティング:B-
ネマニャ・マティッチ
- 加入:2017年7月31日
- 移籍金:4000万ポンド(およそ58.02億円)
- 出場数:69試合
数年に渡って世界最高レベルの守備的ミッドフィルダーとして名を馳せたマティッチ。チェルシーから引き抜くことに成功した際には、本当の革命であるように見えた。
2位に入った昨季はなかなかのレベルだったが、今季はどうもその面影すらない。信じられないような場面もいくつかあった。その原因は何なのか不明だが、それさえ取り除けば復活はするだろう。
レーティング:C
アレクシス・サンチェス
- 加入:2018年1月22日
- 移籍金:トレード(ムヒタリャンの譲渡)
- 出場数:30試合
サンチェスはオールド・トラッフォードに来てからまさに災害に見舞われている。アーセナルでの調子を取り戻すのにずっと苦労している状態だ。
30歳の彼は怪我にも悩まされており、あまりにも高額な給与にも足を引っ張られているように見える。モウリーニョ体制のユナイテッドで最悪の獲得と評されて当然だろう。
レーティング:E
ディオゴ・ダロット
- 加入:2018年7月1日
- 移籍金:1900万ポンド(およそ27.56億円)
- 出場数:6試合
ポルトから獲得された19歳のディフェンダーは、怪我の問題でなかなか幸せな状況にならなかったが、ここしばらくその才能を見せつけている。
まだ完成品とは言えない選手だが、19歳でやってきたプレミアリーグでいきなりここまでやれるのであれば、投資の価値はあっただろう。ベベなどと比べれば…。
レーティング:C
フレッジ
- 加入:2018年7月1日
- 移籍金:4700万ポンド(およそ68.18億円)
- 出場数:11試合
使われた金額を考えれば、モウリーニョ監督は中盤でより信頼できる即戦力の選手を望んでいたことは明らかだ。
しかしフレッジはむしろ時間が必要な選手だったように見える。グアルディオラ監督も求めていたという彼であるが、それほどの期待をかけるのは厳しかった。彼がもう少し早く適応していればモウリーニョも…。
レーティング:D
リー・グラント
- 加入:2018年7月3日
- 移籍金:150万ポンド(およそ2.18億円)
- 出場数:1試合
ダビド・デ・ヘアを入れ替えるという想定もないままバックアップとして獲得されたグラントは、ここまで1試合だけのプレーにとどまっている。
それが彼の決めた道ならば、誰も驚きはしない結果である。
レーティング:C-