県保育連、カンパ政治流用 政資法違反の疑いも

 保育園など約330施設が加盟する県保育連盟連合会(県保連)が、国への陳情活動のために保護者や保育士から集めたカンパ金を、政治資金規正法で寄付行為が禁止されている全国組織の自民党系政治団体や県支部に支出していることが31日、分かった。カンパ金はこれらの団体を通して複数の厚生労働族議員らの政治資金パーティー券の購入費用に充てられていた。カンパを促す文書には党や議員への支援を明記しておらず、徴収から献金まで構造的不正の疑いがあることが明らかになった。

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