「欧州移籍を噂される日本人Jリーガー」まとめ

年が明けるといよいよ欧州では冬の移籍市場が開幕する。

そこで今回は、夏以降に欧州への移籍を噂された選手たちをまとめてみた。この冬、日本人選手の欧州挑戦はあるのだろうか?

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田川 亨介(サガン鳥栖)

移籍の噂:レスター(イングランド)

あのレバンドフスキに憧れる左利きの本格派ストライカー。

東京五輪のエース候補でもある19歳は今季、J1開幕戦でPKによってゴールを記録したものの、その後はフェルナンド・トーレス、金崎夢生が加入したこともあり出場機会を減らす。

しかし代表戦ではトゥーロン国際大会のポルトガル戦やU-19ブラジル代表との親善試合でゴールを記録するなど潜在能力の高さを示しており、今夏、岡崎慎司が所属するレスターへの移籍報道がなされた。

フィジカル、スピード、左足の強烈さに我の強さもあり、日本人が好む狭いエリアでのサッカーよりは海外のよりシンプルなサッカーのほうが合いそうだ。

岩崎 悠人(京都サンガ)

移籍の噂:ユヴェントス(イタリア)、リヨン(フランス)

10代の頃から期待を集め、ユース世代で活躍を見せてきた岩崎。

J2に甘んじる京都サンガ在籍の彼が今年、大きく脚光を浴びたのはアジア大会だろう。森保一監督が指揮するU-21日本代表は、決勝でU-23+オーバーエイジを使用した韓国に延長戦の末敗れたものの準優勝に。そのチームで攻守に大活躍したのが岩崎だった。

小柄ながら非常に馬力と運動量があり、攻守両面において獅子奮迅の働きをする。そんな彼の姿は全盛期のカルロス・テベスを彷彿とさせ、そのテベスが在籍したユヴェントスやフランスのリヨンが興味を示したとの報道も。

さすがにやや眉唾ものの報道で先日、J1・札幌へ移籍することが発表されたが、近い将来の海外移籍も当然視野に入れていることだろう。

伊東 純也(柏レイソル)

移籍の噂:フォルトゥナ・デュッセルドルフ(ドイツ)

大卒1年でヴァンフォーレ甲府から柏レイソルへ移籍し日本代表にまで上り詰めた“韋駄天”アタッカー。

2018年はワールドカップ出場を期待されたが、ハリル解任などもあって選出を逃し、さらにチームは夏以降の急下降でまさかのJ2降格となってしまった。

柏の有望な選手たちは各クラブから狙われており、伊東は「目玉候補」の一人である。昨年1月、本田圭佑が当時プレーしていたメキシコ1部レオンから興味を示されたが、今夏は日本人街があることで有名なドイツのデュッセルドルフが獲得に乗り出しているとも。

これらの報道を含め海外移籍については本人も意識しており、アジアカップで活躍して可能性を広げたいという考えのようだ。

権田 修一(サガン鳥栖)

移籍の噂:ポルティモネンセ(ポルトガル)

FC東京で活躍し、4強入りしたロンドン五輪で守護神を務めた権田。

そのままA代表入りし川島永嗣の後継者候補筆頭と考えられたが、2015年にオーバートレーニング症候群を発症し、一時はプレーできない状態にまで陥った。

しかし本田圭佑がオーナーを務めるオーストリア下部のSVホルンへ移籍したことが転機に。海外では骨折や壁にもぶつかり1年での帰国となったものの、復帰後は鳥栖で正GKを務め代表に復帰した。

この1月のアジアカップのメンバーにも招集されたが、そんな彼には、中島翔哉が在籍するポルティモネンセが獲得に興味を示している。本人も欧州再挑戦を望んでおり、今冬の移籍があるかもしれない。

小池 龍太(柏レイソル)

移籍の噂:ヴェルダー・ブレーメン、フォルトゥナ・デュッセルドルフ(ドイツ)

今回紹介する中で最も無名にして苦労人と言えるのがこの小池だろう。

彼はJFAアカデミー福島からJFL時代のレノファ山口とアマチュア契約でサッカー選手となり、コーチ業をしながら生計を立てた。その後、チームはJ3、J2と昇格。2017年、個人昇格の形でJ1柏へ移りレギュラーへと成長したが、今季、チームは降格の憂き目にあった。

ただ彼の評価は高い。2018年7月、ドイツのディナモ・ドレスデンが興味を持っていると報じられたが、記事の中で「J最高の右サイドバック」と紹介されるほど。

この時は「まだ何もない」と話したが、今冬には大迫勇也が所属するヴェルダー・ブレーメンへの移籍話も浮上している。

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