昌子源が移籍したトゥールーズってどんなクラブ?

鹿島アントラーズは29日、DF昌子源がフランス1部トゥールーズに完全移籍することで基本合意したと発表した。 今回はトゥールーズが一体どんなクラブなのかを紹介したい。

①クラブカラーとしては珍しい「紫」

1970年に設立されたトゥールーズFCは、「バラ色の都市」フランス・トゥールーズを本拠地とするクラブ。今や多くのサッカーファンに認知されている「紫」と「白」のクラブカラーは元々、「赤」と「黄」だったという。「Les Violets」は愛称の一つ。

②育成に定評あり!

育成に定評のあるトゥールーズはこれまでに、ベン・イェデル(セビージャ)ムサ・シソコ、セルジュ・オーリエ(トッテナム)エティエンヌ・カプエ(ワトフォード)アンドレ・ピエール=ジニャク(ティグレス)アルバン・ラフォン(フィオレンティーナ)などフランス代表経験のある選手をはじめ、多くのスター選手を生み出している。

③2001年から2006年までチームを率いていた、あの監督

エリク・モンバエルツ氏(元横浜Fマリノス監督)

クラブは90年代、1部と2部を行き来していたが、2001年クラブの経営破綻により3部リーグを経験。その年から2006年まではあのエリク・モンバエルツ氏(元横浜Fマリノス監督)がチームを率いていた。

④通算5回のヨーロッパ大会出場経験

近年は1部で残留争いを演じているが、06/07シーズンは3位でフィニッシュし翌年のチャンピオンズリーグ第3予選ラウンドに出場。対戦相手はリバプールだった。08/09シーズンには4位という好成績を残し、ヨーロッパリーグを戦ったこともある。

現在リーグ・アンで13位につけるトゥールーズ。正直なところ、大きな課題はここまで17得点という攻撃陣にあるように思えるが、それならば一層守備の安定は勝ち点を稼ぐために求められる。26歳で欧州初挑戦。昌子のパス技術、アグレッシブで粘り強い守備はチームに欠かせないものになるはずだ。

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