ニュー・ホライズンズが「ウルティマ・トゥーレ」フライバイに成功

NASAの小惑星探査機「ニュー・ホライズンズ」が、カイパーベルト天体「ウルティマ・トゥーレ」のフライバイに成功したことが確認されました。

2006年に打ち上げられたニュー・ホライズンズは、2015年に冥王星の観測を実施。その後に「2014 MU69」と名付けられた天体への飛行を続けていました。

また、上の画像はニュー・ホライズンズが2018年12月30日に撮影したものです。フライバイ時に撮影した画像は、今後公開される予定となっています。

そしてウルティマ・トゥーレは、海王星よりも外側にある「カイパーベルト」に位置する天体です。そのサイズは長さ30km、直径15〜20kmほどで、その本体が細長い天体なのか、あるいは2つの天体がお互いを周回しているのかも、今後判明するはずです。

Image Credit: NASA/Johns Hopkins University Applied Physics Laboratory/Southwest Research Institute
■New Horizons Spacecraft Makes New Year’s Day Flyby of Ultima Thule, the Farthest Rendezvous Ever
https://www.space.com/42871-new-horizons-ultima-thule-flyby-success.html
文/塚本直樹

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