学校「活性化」は7割 富岡高の共学化で 2年生アンケート

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 4月に男女共学となった群馬県立富岡高校(田村浩一校長)の2年生に、男女別学だった1年次との変化を尋ねたところ、6割は「良かったことがある」、7割が「学校が活性化したと思う」と回答し、共学化を肯定的に受け止めている生徒が多いことが、上毛新聞が実施したアンケートで分かった。

 アンケートは別学と共学の両方を経験した2年生271人を対象に今月実施し、263人(男子152人、女子110人、性別不明1人)から回答を得た。

 「共学化して良かったことはあるか」の質問に、「ある」と回答したのが21%、「少しある」が40%だった。「学校行事が盛り上がる」「さまざまな意見が出るようになった」「交友の幅が広がった」といった理由が挙げられた。

 男女別にみると、女子は「ある」23%、「少しある」47%なのに対し、男子は「ある」20%、「少しある」35%でいずれも低かった。「身だしなみや言動に気を付けるようになった」との回答が男子で目立ち、異性を気にしている様子もうかがえた。

 「共学化して学校が活性化したと思うか」の問いには、「思う」28%、「少し思う」41%で、全体の約7割が学校の活性化を感じていた。「女子が加わり明るくなった」「勉強のレベルが上がった」「前向きになった」といった意見があった。

 一方、「共学化して困っていることがあるか」の質問には、「ある」「少しある」の合計が約4割に上った。その理由に、女子は「体育の後にトイレが混む」「教室で着替えられなくなった」、男子は「駐輪場が狭い」「部活動で使用できる範囲が減った」を挙げる人が多く、施設面での課題が浮き彫りになった。

 アンケート結果について、県教委は「全体的には男女がいい雰囲気の中で学校生活を過ごせている様子がうかがえた。生徒の声をしっかり受け止め、一層の支援をしていきたい」とした。

◎一層の再編 進む可能性

 群馬県は公立高校の男女別学が長年維持されたが、少子化による統合に伴う共学化が進んでいる。2005年度以降、共学校が7校新設され、男子校3校、女子校7校が廃止。21年4月に桐生と桐生女が統合して共学校になるほか、かつて計画が白紙に戻された沼田、沼田女の統合を求める声が地元から上がっている。

 今後も中学卒業見込み者数の減少が見込まれる中で、県教委は教育水準の維持には一定の学校規模が必要とみており、共学化を含む再編整備がさらに進む可能性がある。