頂点ばかり見るな CL知り尽くすC・ロナウドが送るユーヴェへのアドバイス

ユヴェントスのロナウド photo/Getty Images

今夏にクリスティアーノ・ロナウドを加えたユヴェントスは、チャンピオンズリーグでも優勝候補の一角に挙げられている。リーグ戦でも無敗を継続しているため、評価が上がるのは当然だ。しかも近年はファイナルに進みながら優勝を逃しているため、どこかロナウドを加えたユヴェントスには優勝以外許されないといった空気感まである。

しかし、チャンピオンズリーグを知り尽くす男ロナウドは優勝のことばかり頭に入れるのは危険との考えを示している。頂点ばかりに目が行きすぎると目の前のゲームで躓いてしまう危険があるからだ。ポルトガル『Record』によると、ロナウドはチャンピオンズリーグでは何でも起こり得ると語っており、1歩ずつの精神を忘れてはいけないと気を引き締めている。

「今の僕は準々決勝へ進むことをイメージしている。1歩1歩進むことを考えるべきなんだ。経験が僕に教えてくれる。チャンピオンズリーグでは何でも起こり得るとね。もちろんユヴェントスでチャンピオンズリーグを制するのが目標だけど、とらわれすぎることはない」

ユヴェントスの決勝トーナメント1回戦の相手はアトレティコ・マドリードだ。レアル・マドリードで長年プレイしてきたロナウドはその厄介さを誰よりも理解している。カップ戦を得意とするアトレティコはユヴェントスであっても楽なゲームとはならないだろう。サポーターは優勝のみを見ているはずだが、ロナウドは1試合ずつの精神を忘れていない。

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