「ふたば未来学園中」4月開校 特色あるカリキュラムに挑戦へ

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 変革者たれ—。前例のない事例や分野に挑む人材の育成を目指して、ふたば未来学園中が4月、広野町に開校する。2015(平成27)年開校のふたば未来学園高に併設され、中高一貫校となる。生徒は中学校と高校の6年間を通して特色のあるカリキュラムに挑戦、本県の未来を切り開くための能力を養う。

 カリキュラムの柱は総合学習の時間を活用した「未来創造学」。双葉郡など身近な地域を学習フィールドに、東日本大震災、東京電力福島第1原発事故後に同郡を中心に、特に深刻化した少子高齢化や地域経済の衰退などの課題と向き合い、将来の在り方を考える。高校では課題を解決するための取り組みに発展させ、成果を国内外で提言する。創造性や社会で活躍するための実践力を身に付けてもらう狙いだ。

 高校受験がないため、入試に向けた時間などを有効活用し、高校で学ぶ英語や数学など上級学年の内容を学ぶ「先取り学習」を導入する方針で、生徒一人一人の学力の向上につなげる。

 スポーツの分野で活躍するトップ選手の育成も目指して、6年間を通じて競技に集中して臨める環境も整える。特にバドミントンの競技力向上に力を注ぎ、コート10面を備えた専用体育館を整備する。昨夏のバドミントンの全国中学校大会で史上初の完全制覇「6冠」を達成し、猪苗代中特設バドミントン部として活動する富岡一中の選手も新設中に転入する。県教委の県立高校改革室は「生徒が互いに刺激し合い、力を伸ばしていける教育環境を充実させる」としている。