旧城南町役場を解体へ 熊本市、複合施設へ建て替え

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老人福祉センターとの複合施設として建て替えが決まった城南まちづくりセンター(旧城南町役場)=熊本市南区

 熊本市は、南区城南町宮地の城南まちづくりセンター(旧城南町役場)を、近くの城南老人福祉センターとの複合施設として建て替えると決めた。地域の高齢者支援窓口も備えるまちづくりセンターはあるが、老人福祉センターとの“同居”は初めて。市は「高齢者の視点をまちづくりに生かしたい」と話す。

 現まちづくりセンター北側の駐車場に新築する。鉄骨一部鉄筋コンクリートの3階建て、延べ床面積1700平方メートル。現在の約半分の規模となる。1階に老人福祉センター、2~3階にまちづくりセンターや出張所などが入る。2020年1月に着工予定で、12月の完成を目指す。総工費は約9億円の見込み。今の建物は解体する。

 市によると、町役場として1984年に建てられた同センターは、16年の熊本地震で天井が崩れるなどの被害を受けた。耐震診断をしたところ、補強工事に約4億円かかることが判明。築40年の老人福祉センターと統合することで、建設費や維持費などが抑えられると判断した。

 市は「まちづくりセンター近くにバス停があり、老人福祉センターの利用者は便利になる。両センターが連携を深めることで、高齢化が進む地域の課題解決にも役立てたい」と話している。(高橋俊啓)