山本由伸に続け! 主力大流出のオリ、2019年のブレーク期待の有望5選手は…

オリックス・宗佑磨【写真:荒川祐史】

抜群の身体能力を誇る宗は外野にコンバート

 65勝73敗5分の借金8で4年連続Bクラスに終わったオリックス。クライマックスシリーズ進出を逃し、福良淳一監督が辞任することとなったが、高卒2年目の山本由伸投手がリーグ2位の32ホールドをマークして大ブレークを遂げた。150キロをマークする投手、走攻守で期待の野手など潜在能力の高い若手が多いチームなだけに、きっかけさえ掴めば大化けする可能性もある。

 ここでは、そんな2019年のブレークを期待する有望株5選手を挙げてみる。

○宗佑磨(5年目・22歳)
 高い身体能力を誇り、期待されていたホープは外野にコンバートされた2018年は、1軍で74試合に出場。打率.233、5本塁打22打点3盗塁の成績を残し、大きな経験を積んだ。序盤は1番として起用されたが、1軍投手の壁は高かった。吉田正、ロメロ、T-岡田とは違った、走攻守の総合力を武器に外野の一角を狙う

○山崎颯一郎(3年目・20歳)
 まだ1軍出場はないが、身長190センチの長身を生かした角度ある直球が最大の武器。2018年はウエスタン・リーグで20試合に登板して5勝7敗、防御率4.66の成績を残した。10月にはコロンビアで開催された「WBSC U-23ワールドカップ」の侍ジャパンU-23メンバーに選出され、最優秀防御率に輝いた成長著しい右腕。首脳陣の期待も大きく先発ローテ候補にも挙がる。

“ラオウ”の愛称を持つ未完の大器も…

○榊原翼(3年目・20歳)
 2018年シーズン途中に育成から支配下登録された右腕は1軍で5試合に登板。プロ初勝利はお預けとなったが最速151キロの直球にカーブ、フォークと度胸満点の投球を見せた。オフには台湾で行われた「アジアウインターリーグ」にも参加して研鑽を積み、金子、西が抜けた先発ローテ入りを目指す。

○西浦颯大(2年目・19歳)
 明徳義塾出身の高卒ルーキー外野手は終盤に1軍に昇格すると、2試合に出場してプロ初安打、初盗塁をマーク。秋季キャンプにも参加し、アジアウインターリーグにも派遣されるなど期待は大きい。打撃センスは折り紙付きで、俊足を武器に外野手争いに挑む。

○杉本裕太郎(4年目・27歳)
 社会人出身で新シーズンは28歳を迎える。若手とはいえないものの、ツボにはまった打撃はチームNo1の破壊力を誇る。昨季は1軍でわずか7試合の出場、12打数3安打だったが、2試合連続の満塁ホームランを放ち強烈なインパクトを残した。右投右打の外野手で日本人離れした飛距離を持つ“ラオウ”の愛称を持つ未完の大器だ。(Full-Count編集部)

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